お取り寄せです
異世界に居ながら地球で作られた品物を取り寄せ可能なスキルさえ持っていれば、どんな人でもこれで勝つる! 勝ち組が確定ですよね。
お取り寄せするためには現地で調達した資金が必要だったりしますが、安い元手で異世界基準で見れば高品質な物品をブッパ出来るんです。ホントに浦飯やです。
洗濯ハサミとかマッチとか、あとはシャンプーリンスに石鹸からどんどんエスカレーター式にね。トラック買って盗賊退治に行ったり、拳銃が買えたりしますもんね。
最終話で夢オチでしたってことにならないように。
プラスチック容器は世に出したら駄目だろってことで、スライムに食べてもらう真面目な主人公も居れば、何も考えずにプラスチック使った製品を出す主人公も居ます。そのプラスチックに価値があると言った現地人も。あのね、自由に作り出せなきゃ結局は意味も価値も無いのよ。
お取り寄せした商品を販売するのは良いですよ。
生活の糧を得る手段なので、売らなきゃ生きていけないんだし。
ですがね、それを大物に見つかり卸すことになったとします。卸すのも構いません。何処から仕入れているのかと聞かれて、それは私のスキルです、魔法です、と答えても構いません。
正直に地球から取り寄せてます、と答えたところで確かめようが有りませんからね。
石鹸、シャンプーなら類似品が現地で作れるようになるかも知れません。リンスもかな。
でも、主人公がその商品を卸すことが商業圏の中に組み込まれてしまったら、どんな問題が起きると思いますか?
悪さをしてきたライバル店に反撃して、その店が潰れる程度は問題じゃないのです。
仕入れの秘密を探りだそうとする悪役に誘拐されるのも大したことじゃない。むしろ人知れず主人公が消え去ってしまった方が、結果的に良かったかも知れません。
無事救出されたら、生きている間は延々とシャンプーを現地で調達した容器に詰め替えながら暮らしていけば済みますが、その後に病気に掛かって衰弱しながらお亡くなりになったら商業圏はどうなるのでしょう?
主人公の供給する製品が当たり前だと思うようになり、肌に優しい石鹸を大量に販売していた商会ですが、その供給が止まったが為に今更低品質の石鹸を販売出来ますか?
そんなことをしたら、固定客は大激怒必至ですよね。
そうならない為に、お取り寄せした商品を販売している人は何か策を練っておきましょうってことなのです。
これからそのタイプの能力を持つ主人公を書こうとしているのなら、きっちり主人公の死後にも誰にも迷惑を掛けないような仕組みを主人公に考えさせて下さいね。




