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金・銀・銅?

 むかーしむかし、あるところに『手が刺すりゅーせーけん』と言う恥ずかしい名前の必殺技を使う男の子が居ったとさ。


 その子は激闘の末に『世隠闘』と言う称号と、『苦労笥』と言う特殊な鎧をゲットしたんじゃと。

 その『苦労笥』にはグレードがあっての、一番良いグレードが(ゴールド)、次が(シルバー)、最後が青銅(ブロンズ)なんじゃよ。


 おや、婆さんや、おかしくないかの?

 貴金属と言えば金、銀、(カッパー)じゃろ。本来、カッパーセイントと呼ぶべきところを何故かブロンズセイントと呼ぶんじゃよ。


 大人の事情があるんじゃろうし、オリンピックやスポーツ競技会でも3位が貰うのは英語表記では Bronze medal じゃから間違いは無いかも知れん。


 じゃがの、青銅は銅に錫を混ぜた合金なんじゃ。

 それを合金の出来ん金銀と同系列に並べるのはどう言うことじゃ? 月とスッポンを同列にするような扱いじゃと思わんか?


 それに銅も青銅も新品の時は銅色じゃが、どちらも酸化して青銅色に変化するんじゃから、青銅だけ青銅呼びするのはおかしいんじゃよ。

 そう言うことでな、青銅は青銅と呼ぶのではなく、錫混入銅と呼ぶべき代物なのじゃ。


 でな、オリンピックなどのメダルも実は銅ではなく、青銅製なのじゃ。単に日本人が銅メダルと誤って呼んでおると言うことじゃ。

 金・銀・青銅と言わずに金・銀・銅と呼ぶのは詐偽にも等しいのじゃ。

 英語の Gold、Silver、Bronze を正しく翻訳して欲しいものじゃな。超カッコ悪いが諦めるしかないのぉ。


 …………カーライスフィールド先生の古い作品なのでネタにしても大丈夫だよね?


 ラノベのファンタジー作品とは余り関係無いかも知れませんが、たまたま読んだ作品に『ルーキー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ミスリル、ダイアモンド……』とあったので、何故カッパーでなくブロンズなのかと調べてみたら、自分がずっと勘違いしていたことにビックリしましたょ。


 ちなみに銅は貴金属ではなく卑金属です。なので3位は価値がググンと落ちる。金と同じじゃないよ。

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