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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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シーン96雷武が語るザイアックの事実。

雷武と話した私達。

いつの間にか竜の富士という場所にいた私達だったけれど。


『あれ!?そういえばここは…………………。』

『ああ………お前達が転移してきた場所が……ここ……我が竜族の眠るこの地……ここは……邪馬国だ。』

『ここが邪馬国』

『そして竜人が眠る地なのか。』


エルフィーナとロイズの声……私はその声に家の外に出てみる。

するとここは確かに辺りには雲が見える空に近い場所。

そんな高所に、この小さな村は存在していたんだ。


『外へ出てみろ……我が一族の血の一部でも流れているかも知れないお前なら何かを感じるであろう。』

『わかった………雷武ちゃん!?』


私達は小屋の外へと出てみる。

そこはものすごく美しい、雲の上の世界が広がっているような、そんな光景だった。

私達が外の光景に浸っていると背後から私を呼ぶ声が聞こえる。


『お前が、ワシの父であった者か………。』


私が振り返るとそこに立っていたのは一人の少女だったんだ。


『えっ!?あなたは!?』


私の問いかけに彼女は口を開く。


『私は以前のあなたである………『竜天ルテン』とルキの娘で竜人族の生き残りの一人……『ルイ』です。』


『えっ!!???』

『『えええーーーーーーーーーーーっ!?』』


私達は驚きの声を上げてしまったんだ。

『もう………おじ様……しっかり最後まで説明しておいてくだされ。』

『おお……すまんすまん……ちょーっと言い忘れてしまってな……………。』


先程まで堂々と話していた雷武。

そんな彼とはかけ離れるほど姪であるルイちゃんに甘々な雷武の言葉。

私達は雷武ちゃんの変わりように思わず笑みもこぼれてしまう。

すると私のニタニタした顔は雷武は見逃さなかったようだ。


『うほんっ……ここにいるのが我が『可愛い』姪の『ルイ』だ……皆の者……このルイに何ようかした時は、この雷武が世界を道連れに滅ぼしてくれようぞ!!???』

『おじ様っ!?もおっ!!』


ぷくっと頬を膨らませ雷武ちゃんを窘めるルイちゃん。


『おおっ!?ルイよ!これは冗談だ冗談!!俺がそんなことする訳ないだろう!』


姪に甘々な雷武ちゃんとそしてそんな雷武ちゃんに困惑のルイちゃん。

するとルイちゃんが口を開く。


『おじ様はちょっと怖いところもあるかもしれませんが本当はとても優しいのです!皆様仲良くしてくださいませ』


ニコリと微笑んだルイちゃん。

その笑顔はキラキラしていてとても素敵だった。

それを隣でにたーっと笑顔になる雷武。

すると、それを見たルイちゃんが私を見つめていた。


『おじ様はこんなですが……まさか……こうして私は元のパパにまで会えるなんて……私はこの時来るなんて思ってもいなかったから………本当に嬉しいです!』


微笑んだルイちゃんの可愛らしさに私もドキドキしてしまう。

そんなルイちゃんにやられ目をハートにした雷武は倒れていってしまった。


『ふうぅぅぅ……おじ様ったら本当に困ったものですね……おじ様がこうなると中々起きないので私が代わりにお話をしようと思います……これからの事……そして皆様にお願いをしようとするお話です。』


きっと表情を変えたルイちゃん。

すると彼女は語り始めたんだ。

この世界の事はそちらにいらっしゃるエルフ様、ドワーフ様もいる事ですので分かっていると思います。

この竜人族をも滅ぼしていった魔王ゼルドリス。

そして世界を荒廃させたゼルドリスは……暫くその大きな動きをみせていませんでした。

それが不思議なくらい静かにまるで恐るべき何かを考えての為の準備をしているかのように。

そんな世界には一人の野心家が現れたのです……それがあなたがたも知っているかと思いますが『ザイアック』という男です。

私達もその男に注目しました。

あの魔王ゼルドリスが何もせず大人しくしてるハズもないと思い、各方面から探りをいれました。

もちろんその事で勇者ラブラちゃん……あなた達がこれまで戦ってきたのはそのザイアックの息のかかったものでした。

そしてあの恐るべき神の様な力まで作り上げてしまったザイアック達。

ラブラちゃんの戦いを見た私達はやはりそこにある考えに辿りつきました。

それが……………………………………。

すると雷武ちゃんは起き出す。


『おおっ!!ルイの可愛らしさにどうやら気絶してしまっていたようだ……なんとも罪深い我が姪である……まあその話はさておき………ルイの話の続きだが……ザイアックと魔王ゼルドリスは同一人物ではないかという説を我々は立てたのだ。』

『ザイアックが………』

『魔王ゼルドリスと同一人物!?』

『なんと言う事だ。』


エルフィーナ、ロイズ、そしてドワフロスが驚きの声を上げる。


『そうか……確かにそれなら全ては繋がりそうだね。』


私はそう告げる。

すると雷武は何かを決した表情を浮かべたんだ。

お読みくださりありがとうございました。




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