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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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シーン87絶対絶命。

私をずっと支えてきてくれた大切な仲間であるドワフロス、ロイズ……そしてエルフィーナの三人が目の前の恐るべき敵……エレッソ……そしてその魔神ガネーシャにより倒されてしまう。


『ドワフロス!?ロイズ!?エルフィーナ!!???』


私の目の前でそんな恐るべき事が起きてしまう!!

三人は倒され動かなくなってしまったんだ。

駆け寄ろうとする私を止めるように立ち塞がったのは巨大な魔神ガネーシャ。

するとエレッソは口を開く。


『ククク………何処へ行くつもりだ?』

『そこをどきなよ?』


私はエレッソに告げる。

エレッソ…………………そしてその魔神ガネーシャは動かず私を見据える。


『コフィ………………そしてお前の仲間の三人は我が力の前に倒れた…………さあ……どうする?もはや勇者を守ってくれる何者もないぞ?』


エレッソは冷たい瞳を私に向けている。


『皆に………私の大切な仲間達に……どうしてこんなに酷い事ができるんだ!?』

『フン…………まあいい…………ザイアック様により勇者ラブラ……お前だけは殺すなと言われているのでな……このまま大人しく着いてくるなら危害は加えまい。』

『皆私の大切な人達なんだ………そんな皆にどうしてここまで酷い事ができるんだって聞いてるんだ!!???』


私の声にエレッソが口を開く。


『我が主……ザイアック様は勇者ラブラ……世界の為にお前の力を必要としている………世界を救う為の存在だというのならば……我が主の采配の下で動いても良いのではないか?』

『?どうしてそんな事を?』

『我が主ザイアック様は世界の為にその財力を投じ世界を魔王から救う為に武力にも世界平和に向けてのこれまで動き、そして今や世界から一国を任される事にもなったのだ……そんな素晴らしいお方なのだ……そんなザイアック様の為に俺とこい……そして共にザイアック様の力となり世界平和の為に戦おうではないか!?』


そう私に告げたエレッソ。

私の手に思わず力が入りいつしか聖剣をぎゅっと握っていた。


『それなら…………それなら皆にこんな酷い事をどうしてするのさ!?聖獣様にだってあんな酷い事をしたんだぞ!?』


するとエレッソは語る。


『お前の仲間達、そして聖獣も我々にとっては全てがザイアック様の為の望んだ事だ…………そして聖獣は捕らえたが残るはお前だ……勇者ラブラ……二人を捕らえ連れてこい…とな。』


そして、そう語ったエレッソからはなにかの力が溢れ出してくる……それは背後にいる巨大な魔神ガネーシャから流れ込んできていたんだ。

恐るべき魔神を背後に不敵な笑みを浮かべるエレッソ。

次の瞬間。

私は全身が動かなくなっていたんだ。


『えっ!?なにこれ!?』


私がそう叫んだ時には……遅かったのかもしれない。

するとエレッソは笑い出す。


『クククッ……どうだ!?我が魔神ガネーシャの力は…………!?』


そこへエレッソが呼んだ二人の部下の声が聞こえる。


『はっはーーーーーーーーーーーーっ!?惨たらしく死んだかと思ったらまだ生きてやがったなコイツ…………。』

『クククッ…本当にな……大人しくエレッソ様に着いてくれば何事もなく無事に終わったのになあ?』


そう語った二人の獣人。

そして力なくカバの獣人に首元を掴まれ持ち上げられるぐったりしているコフィ。

目の前には恐るべき強敵が三人立ち尽くす。

この絶対絶命の状況に晒される私達。


『いいか?この魔神ガネーシャの真の力は聖なる力……そう精霊の力を吸収し力と変え原動力とする魔神……いかに勇者……そして精霊達が強者としても無意味……それだけこちらの力として我々は強化される………さあ……ここにいる全ての者からその力を奪い………我が王の戦力としてくれようぞ。』


そう告げるエレッソ。

そしてエレッソに呼応するかのように二人の部下も動きだす。


『さあ………そろそろ観念してもらおうか……。』


エレッソの言葉。


『やめろおおおーーーーーーーっ!?』

『どうした!?大人しく着いてくるのか?』

『つ……ついて……いくから……皆を……………』


私は涙ながらにそう呟く。

すると二人の部下をとどまらせるエレッソ。


『では、念には念を入れんとな。』


そう呟いたエレッソ。

次の瞬間。


『うあああっ!?』


私は腹部に激しい痛みを感じる。

そちらに目を向けるといつの間にかお腹に魔神ガネーシャのなにかだろうか触手のような何かが突き刺さっていた。


『さあ、しばらく大人しくしてもらう為にその力を吸収しておこう。』


そう言った瞬間……私の全身から力が抜けていく。

視界がブレはじめ、力を失っていくのを感じる。

私……私もう………ダメなの…………かな。

皆………皆…………本当に………ごめん。

私の意識が失われていく。

その時微かに聞こえた誰かの声。

でも私はもう動けなかった。


『うおおおおーーーーーーーーっ!!飛んでく………………かぜえええーーーーーーっ!!』

『皆ーーーーーーーーーーーーっ!!???』

『転地………………………………………。』


いつの間にか放たれた麒麟ちゃんからの突風は私達を吹き飛ばし空へと巻き込まれる。

そしてヘキサちゃんの声?

あれ?

うごけ………ない。

お読みくださりありがとうございました。




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