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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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83/122

シーン83魔神ガネーシャ。

私達の前で立ち並ぶエレッソとコフィ。

すると捕まっていた二人の獣人の声が聞こえる。


『いやっ!!もう離して!?』

『どうしてこんな事するの!?』


そんな二人を見て叫ぶコフィ。


『二人とも!?』

『おおっとお……俺を相手によそ見とは…………』


エレッソは言葉をそう吐き捨てると。

次の瞬間。

ドゴーーーーーーーーーーーンッとコフィの身体を大槍で吹き飛ばすエレッソ。


『『コフィ!?』』


皆がコフィの名を叫ぶ。

ニヤリと笑みを浮かべるエレッソ。


『クククッ………元……隊長さんよお…散々この実力者である俺を否定しつ続けてきてくれたな……今の俺は世界に知らしめられし新国家『ザイアック王国』のザイアック近衛兵の一人……エレッソ……今や、貴様以上の戦士だ……大人しくこの場に散るがよい。』


すると飛ばされたコフィが崩れた岩々を避け瓦礫から姿を現した。


『くっ……危なかった……獣化してなきゃ気絶するほどの痛み…アイツ……本気だな………。』

『馬鹿め!!!』


コフィの元にいつの間にか移動していたエレッソ。


『くっ!?半獣化!!???』


どごおおおおーーーーーーーーーーーっと激しい音を立て立ち上がった人間型のバッファローの獣人コフィは大槍攻撃を自身の槍で受け止める。


『ほお!?やるじゃないか……さすがは元……俺の上司だ……だが………あまい。』

『なにっ!?』


エレッソはそういうと徐々にその肉体はさらに巨大化していく。

モコモコと筋肉部分が盛り上がりその肉体は倍加していく象の獣人エレッソ。

するとコフィの肉体もさることながらエレッソは更に巨大化しその力は恐るべきものだった。


『コフィも凄いけど……あの象の獣人……あれはケタ違いに強い。』


そう語ったのはロイズだった。


『ねえロイズ……あの象の獣人はやっぱり強い?』

『ああ……世界の恐るべき動物としてライオン等肉食獣がそのイメージとしては強い……でも実際本当に強い動物は……やはりカバ……であったり中でも……象は桁違いの強さを持っているんだ……あのマサイア族等も…百獣の王ライオンには…怖い存在だと思わないと聞く……だけど……もっとも恐るべき動物はなんとあの象だという。』

『そうなんだ。』


敵は私達の想像以上の相手のようだった。

すると我に返った私の耳に聞こえてきたのはコフィとエレッソの戦いの衝突音だった。


『はああああーーーーーーーーーーーっ!?』

『フン………………………。』


ドゴオオオンッと二人の武具が激しく衝突する。


『フン……流石に元隊長か。』

『ぐっ……お前は……僕がお前の昇進を認めなかった理由が分かるか?』

『突然……何を言い出すんだ?昔話などに俺は興味はない。』

『僕はお前の強さは確かに認めていた……だけど君にはこの国を守る兵として足りない部分が見えたんだ……』

『何を言っている?……兵として一番重要なのは個々の強さだ………烏合の衆である貴様らの様な兵ではこの俺の様な強大な力を持つ一人の優秀な兵にも負ける……今のこの戦いがいい例ではないか。』


そう言い切ったエレッソ。

するとエレッソはその手にしていた巨大な槍を手に構え直す。


『いいかコフィ?戦いは個々の力こそが全てだ……………お前の様な力の劣る兵が何人いようと全く無意味だ……我が兵達は少数精鋭……そう……例え貴様らに勇者の力が加わったとしても…』


ドオオオオオーーーーーーーーーーーンっと激しい爆風が吹き荒れる。

するとそこにはエレッソの他に二人の獣人がどこからともなく現れ……私達の目の前に立ち尽くしていたんだ。


『クククッ…待ちくたびれましたよ…エレッソ様。』

『本当に……………そして来てみればなんなんだこの貧弱な奴らは………あ?なんだあ?ケニージアという国の兵は女も混じっているのか!?これ期待外れじゃねえか。』


そう言った二人の獣人。

一人は巨大な身体の兵……そして見た目はあの『カバ』の獣人だろう。

そしてもう一人はヒョロリとした見た目だがこずるそうな表情の獣人……毛柄からしてハイエナの獣人の様な二人の獣人だった。

するとエレッソが口を開く。


『さあ……では俺は一足先にこの場を去るとしよう……こう見えても俺はザイアック様の仕事を早急に終わらせなければならないからな。』


するとエレッソはこの場を立ち去ろうとする。


『ん?なんだ?この娘は?』


私はエレッソの目の前に立っていたんだ。


『私は………皆が『勇者』と呼んでくれる……ラブラって言うんだ………。』

『ほお?お前がそうなのか…そういえばザイアック様も言っていたな……お前を無傷で連れ帰れば特別報酬をくれてやると。』

『へえ……でもそれはかなわないかな。』

『ほお……ならば……魔神具……『エレファントスピア』』


奴の禍々しい魔神具から漏れだした黒い霧。

それはやがて形を成す。


『人工魔神ガネーシャ。』


私の目の前に恐るべき魔神ガネーシャがまるで神かの様に……。

佇んでいたんだ。

お読みくださりありがとうございました。


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