シーン75バットスパイダー。
私達はこのアフリエイトのマサイア族の男『コフィ』と出会った……そして連れ去られてしまった彼らの仲間たちを救う為にあの兵士達一行の後を追いかけたんだ。
◇
『おおっ!?はやあああーーーーーーい!?』
私の声はこの野生の大地に響き渡ったんだ。
先程の獣人戦士達が獣化し、私達を乗せて走ってくれている。
この状況に私は興奮を覚える。
『いやあ!!凄い凄いっ!!早いよーーーっ!?』
ガッフガッフと私を乗せて走ってくれているのはなんと熊さんの獣人さんだったんだ。
そして他にも猪さんの獣人、鹿さんの獣人と私達の足になってくれている獣人さん達。
この国はやはり獣人さん達の国なのかも知れない。
すると『バッファロー』の獣人である隊長コフィが口を開く。
『後に……僕達の王であるこの国の女王『アディア』様にあなた方をお会いになっていただきたいのですが。』
『この国の女王様?』
『ええ……彼女の名は『アディア様』獣人原住民が多く…統制が中々とれなく…争いの多かったこの地に現れこの地をまとめ上げた大人物なのです。』
『そうなんだ……確かにあってみたい。』
『ええ………そうしていただけると有り難い。』
そういった『コフィ』
『ていうか……あなたは女王様との面識があるのですか?』
エルフィーナの言葉に『コフィ』は頷き答える。
『はい……僕はマサイアの戦士でありながらもそのケニージアという国の兵士長でもあるのです。』
『そうだったんですね………ちなみにこの国にはザイアックという世界的な有名になりつつある男の名は知られていますか?』
すると……コフィの表情が変わる………そして彼は重くるしい声を上げる。
『ええ……もちろん知っています………今お話にあげた女王『アディア』様に求婚を迫り……そしてそれを断った女王様でした……が、その為にその男ザイアックはこのアフリエイトの地に兵士達を送り込んできました……そして降伏を求めてきたのです………そして……ザイアックのいきのかかった兵士達はこのアフリエイトへの脅迫へと移行しはじめたのです。』
そう語ったコフィ。
その言葉には怒りを感じたんだ。
私達を乗せ走る獣人さん達。
その時…………突然大地が揺れ始める。
『なに?この地鳴りと地震は!!???』
『なにかの気配を感じる……これはなんだ!?』
するとコフィは獣人の姿から人化し飛び上がる。
そして叫んだんだ。
『皆の者!!???戦闘態勢に変化せよ!!!』
そんな言葉が響き渡った。
私達もこの状況に獣人さん達から飛び降りる。
すると地鳴りは徐々に大きくなっていく。
ゴゴゴと私達の足元の大地が激しく揺れる。
『この地震は!?』
兵士の一人がそう叫ぶ。
その時グラグラと激しく揺れ出す。
全員がこの状況に立っているのもやっとだった。
すると。
ドドドーンっという激しい音と共に大地が割れなにかが這い出してくる。
『あれは!?』
『あれは希少種の魔物……『バットスパイダー』だ!???』
兵士達は震えながらそう叫ぶ。
『なんだと!?こんな所に現れるとは!?』
『この世界の至る所で目撃情報のある魔物バットスパイダー……人間にも匹敵すると言われるほどその狩猟方法を持ち……獲物を罠に誘い込みそして捕食すると言われる大地の狩猟モンスターとも呼ばれる魔物だ。』
すると。
シュッと動きを見せたバットスパイダー。
次の瞬間。
『うわああああーーーーーーーーーっ!?』
『なんだこれは!?糸か!?』
そう叫んだ数名の兵士達。
そしてしゅーーーーーーーーーーっとその糸が彼らの身体を拘束する。
『やばい!?逃げろ!?』
コフィさんの叫ぶ声。
『『うわああああーーーーーーーーっ!?』』
男達は糸に絡まれそのまま引き寄せられてしまう。
そこにはいつの間にか張り巡らされていた巨大な蜘蛛の巣が空間に張り巡らされていたんだ。
そしてその巣に貼り付けられた兵士達。
『うあっ!?』
『これは!?くっ!?隊長!?』
『『クゥエク』!?『ヤオ』!?『アコシ』!?』
コフィの叫ぶ声。
その時。
カサカサといつしかその巨体を張り巡らせた自身の蜘蛛の巣へと移動していくバットスパイダー。
その先には捕らえられもがき苦しむ兵士達。
やがてバットスパイダーは兵士達の元まで辿りついていた。
そして数個の赤く光る視線の先には彼らがいた。
『逃げられない!?』
『隊長おおおーーーーーーーーーーーっ!?』
涙を流し叫ぶ絶体絶命の兵士達。
その時……………私は聖剣を握り立っていた。
私の気配にピクリとその行動をとめるバットスパイダーは私に視線をズラす。
『ダメだよ…………君………………』
私を見て停止しているバットスパイダー。
そして私は聖剣を振り上げる。
ダンっと飛び出す私。
『『魔神封印』』
バットスパイダーを一刀両断する私。
そして。
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◇
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