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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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シーン74獣人コフィ。

『くそっ!?』


そう叫んだのはロイズだった。


『あの状況ではいたし方なかった……それよりもあの娘達をなんとか保護する事が先決だろう……だが……それと奴らは更に聖獣様の元を目指しているんだ……我々も後を追うべきだな。』


するとそこへ何者かの気配が私達に迫っている事に気がついた。


『お前達!?兵士の残党か!?』


そんな声が耳に入ったんだ。

私達は後ろを振り返ると……そこにいたのはどこかの部族の人間達だろうか……槍を構えた数名のヒューマン達がいたんだ。

するとその中の一人の男が部族達の後方から人々を脇に避け前に出てきたんだ。

そして男は口を開く。


『我々はこのアフリエイトという国のここはケニージアという国のマサイアという部族の者……この大地にかなりの軍勢がやって来たことで警戒をしていたのだが……先程何やらここに激しい力を感じて来てみた所……お前達がいたという事だ。』


漆黒の肌の男はそう言い切ったんだ。

そこで前に出たのはロイズだった。


『僕はアメリスアードという国からこの世界の勇者を保護しつつ、ここまで聖獣様を求めここまで来たんだ……そしてそんな時……先程あの兵士達の襲撃にあっていたもの達を保護しようとした時………そいつらに遅れをとり攫われ逃げられてしまったんだ……彼女達を救うためにも僕達は今すぐにでも追わなければならないのです。』


そう言いきったロイズ。

するとその男は口を開く。


『なんだと…………もしかして連れ去られたのは二人の女子か?』

『ええ……そうよ……その兵士達を私達はすぐにでも追いたいのだけれど!?』


男にそう返すエルフィーナ。


『くっ!?奴ら………怪しげな奴らも兵士達の中にいたとは思ったけれどやはりそうだったか。』

『それはあの兵士達に何かを感じていたという事?』

『はい……僕達はあの兵士達がこのケニージアに立ち入った時……何か嫌な予感を感じてそんな奴らを監視していたら村の少女達が帰ってこないという話を耳にしここまで辿り着いたという事だったのです。』

『そうだったんだ……なら…私達をキリマジャーロという山まで案内してもらえないかな?』

『えっ!?』


私が声を上げると私を見た男達は驚きの声を上げる。


『あなたは!?』


男達は私を見て驚き固まっていたんだ。


『どうしたの?』

『えっ?いや…………あなたはもしかして聖獣様の何かですか?』


そう問いかけてくる原住民の男性。


『あっ!?失礼しました!!僕はマサイア族の戦士『コフィ』といいます!』

『コフィ君だね!私は勇者ラブラ!!よろしくね!』

『はいっ!!あ!村で本当はあなた様を大歓迎したかったのですが……今はすみません……まずは村の者を…………………』


申し訳なさそうにそう呟くコフィ君。


『当たり前だよ!!まずはさっきの子達を私達も助けたいんだ。』

『ありがとうございます!ではまずは我々の仲間の救出を先にさせていただきます!!』


そう語ったコフィ君。

すると彼は口を開く。


『おい!!『クゥエク』『ヤオ』『アコシ』!!』

『『はいっ!!!!!』』


彼の言葉に前に出てきたのは三人の男達。

すると。


『『獣人化!!???』』


そう叫んだ三人の身体は光だし彼らはその風貌を変えていく。

そして三人は。

いつの間にか三頭のシマウマへと姿を変えたんだ。


『おおおおっ!?獣人!!???』


私は思わず声を上げる。


『なんと!?』


合わせて声を上げたのはロイズだったんだ。


『これなら奴らの後を追えるハズです………我々はこの獣人国家の獣人戦士……あの兵士達の中にも獣人は紛れ込んでいるようですが……我々だってこのアフリエイト……そしてこのケニージアを守る為の戦士………金に目を眩み邪悪な兵士となってしまった元同士達を僕達は許すわけにはいかないのです。』

『コフィ君。』

『はい………ではこのまま僕達も勇者様と共に戦う事を誓います………行きましょう勇者様!!』

『うんっ!!分かった!!!』


私達はこの獣人達と共に彼女達を救う為に動き出す。

すると…………。

私達の目の前で震えるコフィ君。

そして…………次第にその身体はモコモコとした体毛に覆われていく。


『うおおおおーーーーーーーーーっ!!獣人化!!!???』


そして彼の身体は一回りもふた回りも巨大化していたんだ。


『僕は『バッファロー』の獣人『コフィ』マサイア最高の戦士……勇者様との共闘に……勝利の舞いを捧げ……いざっ!!皆の者…………僕に………。』

『続けえええーーーーーーーーーーーっ!?』


こうして僕達を乗せた獣人戦士達と共に私達はキリマジャーロを目指したんだ。

お読みくださりありがとうございました。

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