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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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73/122

シーン73象の獣人エレッソ。

『あれがキリマジャーロ……聖獣様が棲んでいるのか。』


私達はその大自然の壮大な山に目を奪われていたの。

すると…その時……遙か遠くの方に何かの軍勢を発見したんだ。


『あれは…………………………』

『『きゃあああああーーーーーーーっ!?』』

『でふふふふふ………いいぞ!!もっと泣きわめけえ!!!』

『わ、私達がなにをしたっていうの?』


そこには数名の女子達……見たところ普通の女子達だった。

それが今、こともあろうに数名の男達により襲われていたんだ。


『こんなの!!??認めないわ!!』

『なんだと……この女……こっちが下手にでれりゃあいい気になりやがって!?』


すると男は突然全身を震えさせる。

そして……。


『ぐごおおおあああーーーーっ!?』


みるみるうちに全身から体毛を生やしていく 男………それは獣人だったんだ。

女子達は全身が震え上がり驚きの表情を浮かべていた。

目の前には口が耳まで裂け巨大な口を持つ獣人が立ち尽くしていたんだ。


『いやっ!いやっ!!』

『やめて!!こんなのあんまりよ!!!??』


目の前の恐るべき大きな獣人が今にも彼女達を襲おうとしていたんだ。

その時。


『くくっ……まずはその衣服をひん剥いて……楽しんでから食ってくれる。』


そう言い放った『カバ』の獣人兵士。

その時……………………。


『お前えええーーーーーーーーーーーっ!?』


そう叫んだのは麒麟ちゃんだった。


『なっ!?誰だ!?』


その獣人始め数名の兵士達がこちらに目を向ける。


『なっ!?貴様ら何者だ!?』


するとその兵士の中の頭であろう男……その獣人の声だった。

私達は数名の兵士達の前に立っていたんだ。


『私達は正義の味方だよ……さあそこの彼女達を離してもらうよ。』


私はそう告げる。

すると男は口を開く。


『貴様らどうやってここまできたのだ……ここは野生の野獣共が徘徊する『サバンナ』の地……ただの者たちがここまで辿り着くことは難解なハズ……そうか………お前達が………。』


獣人の兵士は私達を見て何かを悟ったかの様に笑みを浮かべる。


『お前達はこの軍勢……ここにいるのはざっと百名……いるのを見たのか?』


そういった奴のこの周囲には確かにそれだけの軍勢は居そうだったんだ。


『それがどうしたのさ?』

『ふむ…………我々のこの軍勢はあの世界に名だたる盟友『ザイアック』様の軍勢だ……いいか?

ザイアック様はこの地にいる世界に名の知れた『聖獣』を捉えてこいとの指令をくだされたのだ…………よって我が軍勢はその聖獣の所へ向かうのだ……そんな仕事にも楽しみが必要でなあ……』


そういった奴の目は鋭く……そしてニヤついていたんだ。

そんな男の視線の先には震える女子達がいたんだ。


『そうはさせない…………私達は………』

『勇者……………御一行なんだろう?』


男はそう言った。

男のその声に驚いてしまう私達。

するとエルフィーナは問いかける。


『私達の事を知っているの!?』

『ああ……そして……その力はあまりにも恐ろしく強い……………とな。』


すると男の声にあわせ女子達を縛り上げ彼らの馬上へと載せてしまう。


『いやあああっ!?』

『やめてってば!!???』

『何をするんだ!?』


彼女達が捕まっている事で手を出せなかった私達。

そんな状況にロイズが叫ぶ。

すると男の口を開く。


『クククッ……そうだ……大人しくしてるんだぜ?』


男はいつでも女子達を殺せそうな距離にいてそう語ったんだ。

この状況に私の脳裏に浮かんだのはラムネの事だった。


(こんな状況でも今までなら、きっとラムネの助言があったんだよね……でもラムネはあの力を使って……私の中で眠ったままなんだ。)


すると男は口を開く。


『そうだ……そのままでいるんだぞ。』


そう言い彼女達を乗せた馬にまたがる男。


『いいか………この娘達は人質だ……お前達のその力に我々が簡単に勝てるわけはないのでな……だが我々は貴様らに勝利する事…………そしてこの地の聖獣を捕まえる事が我々に課せられた任務なのでねえ。』


すると男は馬上から叫ぶ。


『我々の任務を果たすまでこの娘達は預かる………そして我々はあの聖獣の元へ向かう……邪魔をするならばこの娘達の生命はない。』


そう叫びニヤつき笑う男。


『我が名はゾウの獣人『エレッソ』ゆくゆくはこのアフリエイトを支配する者の名だ…………覚えているがいい。』


そう告げると『エレッソ』は馬上から叫び他の兵士達を連れると……かけていってしまったんだ。

お読みくださりありがとうございました。




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