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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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71/122

シーン71麒麟ちゃん。

私が気がつくとそこは大自然が広がる大地だった。


『ここが………………アフリエイト……………………』


すると私の視界に見えたのははるか遠くまで大自然に囲まれ……沢山の動物達が見える。


『うわあ……本当に………凄い……………………動物達が沢山だあ…………………』

『ええ……そうですよ勇者様……ここアフリエイトはこの世界の原点……この場所から世界は生まれたとされている大地なのです!』


私にそう告げるドライアード。

彼女もまたこの地でも案内役としてドラゴンである雷武に使われてしまうようだ。


『これは凄い………歴史のはじまりと言われる大地アフリエイト……ここから生物ははじまったんだね。』

『そうね……私達……そしてドワーフ達ももちろんこの地から派生し……枝分かれしていった精霊の存在だったと言われているわね。』


するとロイズとエルフィーナの声に答えるようにドワフロスが口を開く。


『ああ……その中でもそこのエルフの方が長寿と言えるが……。』

『ええ……だけど……』


ドワフロスの声に長い耳をピクリと反応させるエルフィーナ。


『ドワフロス!?貴方のその言いようはまるで私達を老人のような言い方をしてるのだけれど……何か悪意でもあるのかしら?』


ピクピクしながらそう語るエルフィーナ……ドワフロスにはきっと悪気は無いものの女性ならではの物言いだった。


『おっ………おお……なにか悪い事でも言ったか?気に触ったのならばすまん。』

『ホントにもお……でも……確かにここにはあの私達精霊の主とも呼ばれる聖なる獣……『聖獣アルビダイヤ』様が棲むとも言われているの……』

『聖獣アルビダイヤ……その人に会えばもしかしたら私の中のラムネについても分かるかも知れないよね?』


すると私の声に反応するエルフィーナ。


『そうねラブラちゃん……聖獣アルビダイヤ様は私達を創りし存在………元々獣であったものが聖獣と化し……そして私達精霊族を創り世界の均衡を保つ為にそのお力を貸してくださると言われる存在……きっとラブラちゃんの中の精霊ラムネの事もなにか分かるハズだわ。』

『そっか………よし!!じゃあいくよ!!みんな!?』


私の声に頷く仲間達。

すると私達の前に何者かが現れる。

ごーーーーーーーーーーーーっとこの大地を吹き飛ばす事が出来そうな程の突風が吹き荒れる。

そして突風は宙で渦を巻いていく。

そこには…………煌々と光り輝くなにかがいたんだ。


『あれは!?』

『えっ!?あれは伝説の聖獣とも呼ばれる生き物……四足でこちらを見ているその姿……』

『あれは…………聖獣………麒麟!!???』


そう声を上げたのはエルフィーナだった。


『麒麟!?』


すると聖獣麒麟は光りを放ちながらこちらを見ている…………だがモコモコとその姿を変えていく……そして少年の姿になっていく。


『えっ!?彼は一体………誰なの?』

『悪しき力ではなさそうだが………』


私達が口々にそう話していると……ドライアードが口を開く。


『エルフィーナ様………そうです……あれは聖獣麒麟様……果てなき力の持ち主ともされていますが彼の存在は天然過ぎて……まともに会話をできるのも聖獣アルビダイヤ様と我らが主雷武様くらいの者だと聞きます……この私も今回こうしてお顔を見るのも初めてなのですが……。』


すると少年の身体を呈した聖獣麒麟はこちらにすーっと向かってくる。


『おおっ!!きたあああっ!!』


すると驚く私達の前でききーっと空中で停止する麒麟様。

次の瞬間………にっこり笑顔を向けてくる麒麟。


『んんっ!?君たちは誰だい?』


穏やかにそう笑顔で問いかけてくる麒麟様。

すると口を開くドライアード。


『あ…あの、私達はあの雷武様達からここへ行くようにと導かれてきた勇者ラブラ様と御一行です。』

『ふむぅ……あにぃはどこだあ?』

『あ!雷武様はまだお忙しいのかここには来ていないのですが………』

『あにぃ…………いないのかぁ?』

『はいぃ……すみませんっ!!』

『ふぅ……つまんないぃ。』

『そう……おっしゃらないでください麒麟様っ!?代わりと言ってはなんですが、ここにこうして勇者ラブラ様が……………』


私を紹介し指を刺すドライアード。


『ちょっ!?ドライアード!?』


私の声に麒麟はジロジロ見てくる。


『ふん…ふん……ふんっ!』

『えっ!?えっ!?どうしたの!?麒麟ちゃん!?』

『ぅぅううう?勇者……なのかあ?』

『う……うん………そうだよ麒麟ちゃん!?』

『おおっ!麒麟ちゃん!?僕と遊ぼう!勇者ラブラあ!!』

『『えええーーーーーーーーーーーっ!?』』


皆の叫ぶ驚きの声。

私はこうして麒麟ちゃんの遊び相手になったのです。

お読みくださりありがとうございました。

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