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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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55/122

シーン55強敵。

マグラディアスの存在……それは恐るべき古代の魔物。

あの魔王ゼルドリスにも匹敵するかもしれないその力の小さな一つがここにあるという。

私達はそれを目指し先を進む。

そして弱っているウンディーネを背負い歩くドワフロス。

マグラディアスに近づいていこうとしている 私達だった。

この場所はヨーロディアの『スイーシア』という場所。

この地でも一番高所の山の頂上近く。

ここで発生したマグラディアスはこのヨーロディア各地に恐るべき影響を与えてしまうだろう。

私達は先を急ぐ……すると近づいていくと徐々に何か甘い香りが鼻についてくる。


『この臭気は!?』

『これは……エルフィーナ様!皆さん!急いで口を塞いで!!!』


そう叫ぶドライアード。

私も少々吸ってしまったこの状況。

すると突然目の前がパチパチとまるで闇夜の電気が消えたりついたりするような感覚に襲われる。


『あれ!?これは……なに??』


次の瞬間……膝の力が抜け全身に一気に脱力感を感じる。

クラクラと視界も歪む。

そして……気がつくと既に倒れていたのはドライアードとウンディーネ……そして背負っていたドワフロス。


『エルフィーナ!!???エルフィーナ!?』


そして聞こえたロイズの叫び声。

どうやらエルフィーナもこの怪しい臭気を吸い込み力を奪われ倒れてしまったようだ。

それもだけど……今は私もその臭気に充てられ倒れるのを堪えるのに必死な状況だった。


(これが……あのマグラディアスの力だっていうの!?精霊に直接働きかけてくるこの恐るべき技というか攻撃。)


すると聞こえるロイズの声。


『ラブラ!?お前はまだ大丈夫か!?』

『くっ……なんとか……でも動けそうもない……みたい。』

『くっ!?こうなったら……。』


ロイズが銃を取り出すと…弾丸を取り出す。

するとその弾丸は緑色をした弾丸だった。

緑色の弾丸を銃に装填させるロイズはガチャリと銃を構える。


次の瞬間。


ドウッドウッドウっと放たれるロイズの銃。

それはこの森の中を突き進む。

すると、どーーーっと風が舞い上がりはじめる。

そして風は徐々に巻き起こりなんと。

あの臭気を吹き飛ばしていく。


『おおっ!!やった!すごい。』


だけど…私の声にロイズの表情は変わらなかった。


『ロイズ………どうしたの?』

『しっ………この奥だ………この奥にあの…………っ!?』


ロイズがそう言った瞬間。

素早い何かがロイズをたちどころにとらえてしまう。


『ロイズ!!???』


私が叫んだその時。

ゆっくりと姿を現したのは……巨大化した……いや、元々がこの大きさなのかは分からないけど巨大な花をつけた植物がズズズと根を広げながらこちらに這いずり姿を現したんだ。


『くっ!?これが………天災………マグラディアス………なのか!!???』


ロイズの苦し紛れの声。

そして……そいつは遂に私達の目の前に姿を現したんだ。

するとその邪悪な魔力により目を覚ます皆。


『くっ!?不覚をとった……だがこいつが伝説とされる災厄…マグラディアスか……』


そう言葉を告げるドワフロス。


『これが……うっ!?でも……本体は……その吸収能力も半端じゃ……ないみたい……ううっ。』


エルフィーナもやっとの事で言葉にする。

ぐぎぎぎ………べへええええぇぇぇ。

マグラディアスの奇っ怪な声。

どうやら……私達の事を獲物を見つけた……まるでそう言っているように震えるマグラディアス。

すると攻撃の準備を整えていたのかロイズが飛び出す。

素早いロイズはマグラディアスを混乱させようと撹乱させるかのように動き回る。

ロイズがそう立ち回る。

だがマグラディアスはロイズには全く眼前になかったんだ。


『くそっ!?僕に全く興味を持たないだと!?』


ロイズのその言葉。

すると…ウンディーネに気が付き目を向けるマグラディアス。

ニヤリと微笑んだかのようなマグラディアス。

そう、それは確かにウンディーネに向けられたものだったようだ。

震えるウンディーネ。

この恐るべき古代の魔物に狙われたウンディーネはまさに蛇に睨まれた蛙だった。


『やめろ…………させない!!これでも……………』


ロイズは赤き弾丸を銃にセットし構える。


『これなら……………どうだーーーーーーっ!?』


ロイズの銃が火を吹き銃弾はマグラディアスに向けて放たれる!!

ゴオオオーーーーーーーーーーーッと激しい音を立て炎がマグラディアスの身体を巻き込み燃やしていく。


『やった!!???』

『やったか!?』


その巨体をもがき苦しそうに燃やされているマグラディアス。

さすがにやつも植物なのであろう『燃やされる』という事には逃れられないだろう。

この時…誰しもがそう思った……………………………。

もちろんこの私も。

その時だった。

お読みくださりありがとうございました。




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