シーン44騎士団長デミタスと筆頭騎士フレイル。
私達の目の前に飛び出し現れた巨大な怪鳥。
それは皆の声から極楽鳥と呼ばれる鳥だと分かった。
すると私達の上空を極楽鳥は何かを察し逃げようと飛び出したんだ。
極楽鳥を見上げる私達。
次の瞬間。
目の前の方向に光の柱が目に飛び込んでくる。
そして、その光はキラキラと光り輝く。
『なんだあれは!?』
『あれは何かの魔法陣みたいね……』
何かの魔法陣だがそれはあまりにも巨大だったんだ。
『あの魔法陣…何か嫌な予感がする……』
『あれは!!???』
エルフィーナの大声。
すると……ドゴーーーーーーーーーーーーンっと光の魔法陣は極楽鳥を下から突き上げるかのように押し上げる。
その時、聞こえてきた叫び声。
『聖なる法力……我の力をこの手に掲げよ……『ゴットオブ『ライトタワー』』』
その時……私達の目の前には巨大な何かのオーラ的ななにか!!
私達はその発生元に走る。
『あれは……やばめの何かの力なのか!?』
『分からないわ……でもなにか怪しい力を感じたわ!!急ぎましょう。』
ロイズの言葉にそう返すエルフィーナ。
そして私達はその場所まで走る。
◇
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『クククッ………さあ……皆の者……この山に感じた邪気の発生源はコイツか……』
この男………聖なる法力の持ち主であり……この国の聖職者『ラヴェル』の忠実な部下の一人………この騎士達の筆頭聖騎士なのである。
『『デミタス』様!!準備は整いました……我らが法力術『アルテミス』…………いつでも発射準備完了しました。』
『ああ………しかし我が教団の騎士団をこうしてコマの様に使うとはあの『フレイル』という男…………』
『『デミタス』様……ですが今の我々は聖教団の拡大の道のりを決め覚悟を決めた者共がここまで危ない橋を渡ってきたのです…今更後戻りなど。』
『そうだな……これもあの方の為……我々は進まなければなるまいよ。』
『そうですね……でもこれは凄い装置ですねえ…この魔法陣にかかった魔物などはすぐにこの装置の魔神に囚われ……そして神の裁きをうけるという神の魔神具……『神の聖剣』どのような怪物をも捉え焼き尽くすとされる魔神具……開発者であるあのメギノス博士の力はやはり本物だったというわけですな。』
『ああ……そういえば……あの……ドライアードだったか…やつはその名に聞いたが強者ではあったな……だが我々のこの魔道具によって奴の力を奪い……あの森も難なく攻略できたからな………そして今……………。』
ここに集まりしこの男達は騎士である。
しかもなんと皆が聖騎士の加護をうけたとされる男達。
そんな聖騎士である男達がこのロッキンマウンテンの頂上に立ち…そしてこの山の守護神ともいえる極楽鳥を捉えようとしているのだ。
『さあ……神の御心のままに……。』
首謀者の『デミタス』の声に皆が天に手を合わせる。
その声に合わせ騎士達は次々とそれに習い……手を合わせ天に祈りを捧げる。
『さあ……いいか………この魔道具『精霊魔法具』は邪の力を弱め……そして排除する技は皆の聖なる法力を集める事により……より強力な技として使用することが出来る……今我々はかの敵を倒し……我が神の元に捧げるのだ。』
『『ははっ。』』
一斉に発せられる言葉。
それはとてつもなく恐ろしい力であった。
ぐんぐんその力は恐ろしい程収束されていく。
『さあゆくぞ!!!』
フレイルによる命ずる言葉。
皆々が集中しそして光は力となり放たれる。
『ホーリーフィールド。』
極楽鳥を捉えるように足元から発した魔法陣からの光がどんどん極楽鳥の身体をとらえていく。
『よし………今こそ我々の魔道具の力を見せる時がきた……放て………。』
◇
そこへ到着した私達。
先程見た怪鳥は何者かによって攻撃受けている最中だったんだ。
すると数名の騎士達が放った何かの光は怪鳥の巨体捉えていたんだ。
苦しそうにその光の檻に閉じ込められる怪鳥。
『まて!!!』
私の声が届いたその時。
奴らは平然とし、こちらに目を向ける。
『ん!?なんだ?お前達は…………?』
するとそう言った男が前に出てくる。
黒ずくめの何かを頭に巻くその男。
だけど……私の目にうつったのは奴からの聖なる光だったんだ。
『どうした?この俺に何か用事があったのではないのか?』
『お前……あの捉えた魔物に何かをする気なのか?』
私の目の前で苦しげにしている怪鳥。
光の檻の中で弱る怪鳥を見ているだけで私の中に不快な気持ちが込み上げる。
すると男が口を開く。
『クククッ……これでも僕は聖騎士……聖騎士と名乗ったからには…こうして害悪な魔物を捉えても問題ないだろう……そしてこの僕のあの……檻はねえ……君たちも知っているかなあ……』
不敵な笑みを浮かべる男。
『この魔法具を作ったのは……あのメギノス博士だ……そしてこの僕は……聖騎士『フレイル』だ。』
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