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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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39/122

シーン39サンドウォームへ。

私がその手に握っているのは魔神具。

そして……サンドウォームの頭上から振り下ろす!!


『たあああああーーーーーーーーーーっ!?』


ドゴーーーーーーーーーーーンっとサンドウォームの身体に激しい衝撃が突き抜ける!!


『ぐ……あああああーーーーーーーっ!!??』


サンドウォームの巨大な身体がグラりと倒れていく。

そしてドゴーンっと地に沈む。


『ぐっ…があああっ……………』


私はその光景を見つめる。

すると……サンドウォームが口を開く。


『ぐぅぅ…はあ…はあ………くっ………………………。』

『へえ……まだ声を出せる元気あったんだ……』

『があっ…………はあ……はあ……お……お前……つよ………いな………………。』


タダですら気持ち悪いと感じるこの凶悪なモンスター。

そいつは私の一撃を受けたにも関わらず……こうして言葉を吐き出す。

すると。


『ああ……俺の完敗だよ……』


サンドウォームはそう呟く。


『えっ?』

『お前……は本当に………強いんだな……俺もこうして長い間……人間と戦ってきたが…こんなに強い人間と戦ったのは初めてだ……』


私は魔神具を下ろしていく。


『お……おお………わかって………くれたか……俺はもうこんなにボロボロだ………もうまともに動く事もできないだろう……このまま……地中に帰って大人しくしているよ。』


そう言ったサンドウォームはズズズと地中に潜る準備を始める。

私はリーポ君に目を向ける。


『リーポ君………もう大丈夫だよ。』

『小さいお姉さん………ありがとう。』


涙ぐむリーポ君。

その時。


『ラブラ!!???』

『ラブラちゃん!?まだあいつは!!???』


ロイズとエルフィーナの叫ぶ声!!!

その声に振り返る私。


『小さいお姉さん!!???』


リーポ君は声を上げ私を見つめる。

すると奴の触手が私の身体に絡みついてくる。

その動きは素早く私の動きを一瞬で拘束する。


『くっ!!??こいつ。』


私の声に口を開いたのはドワフロスだった。


『ラブラ……お前の優しさは時に自分の身を滅ぼすと……教えたハズだがな。』


私はドワフロスに目を向けると彼は自分の腕に触れていたんだ。

そうだ……私は一度彼の身をもって教えてくれた事があった……私は過信した事でそうなったんだ……そして今も……どこかに過信があったんだろう。

ごめん……でも……もう私は。

私の背後に現れたのは……魔神ゴブリンナイト。


『ウオオオーーーーーーーーーーーン。』


大槍を携え構えるゴブリンナイト。


『グフフ……馬鹿な女だ……太古からこうして生き延び長らえてきたこの俺様がどうしてこんなにも長く生きてこれたか……それは人間を騙し続けてきたからだ……そしてそこにいるガキの親も食ってやったがなあ……そして次はお前の番だな……さあ……動けなくなったお前に何が出来ると言うんだ?このまま……食ってやる。』


すると…うねうねとその身体をまたもや激しく動かし私を食べようと持ち上げていくサンドウォーム。

私を見下ろすその姿はやはり太古の怪物といえよう。


『さあ……食ってやる…………………………………』


ググッと首を引いていくサンドウォーム。

そして、一気に私にくらいかかってくる怪物の巨大な頭……。


『小さいお姉さん!!???』

『リーポ君………私が全部終わらせるよ……だから……一緒にやるんだ。』

『うん……さあ………いこう!!ガロウ……』


すると構えるガロウはその素早さを活かしサンドウォームを困惑させていく。


『くっ!?しつこいぞこのオオカミ風情が!!???』

『小さいお姉さん!!??僕が引きつけるから……やつを!!???』

『分かった……。』


私は目を閉じ……構えをとる。

コイツは太古から生き延びてきた強敵だ……ただでそのまま封じる事は難しいだろう……。

だから…………。

おじいちゃん……そう、メギノス博士から教えてもらった技……ラムネにもインプットしてもらい私自身も修行をし覚えた技を……今ここに。

私は目を開いていくと構えていく。


『いくよ…………………。』


一瞬で私の槍は奴の触手を斬り裂く……するとボタボタっと触手が地に落ちていく。


『ぐあああっ!?なにっ!?』


奴の驚きの声をかわきりに、ダっと走り出していく私。

そして槍を頭上で振り回していく。


『もう……誰もお前に殺させるもんかあああーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!??』

『なんだとおおおーーーーーーーーーっ!?』

『はあああーーーーーっ!!???』


私は飛び上がり奴に向かっていく。

そして奴の身体目掛け私は槍を投げ放つ!!


『トライデント……ウォルト。』


ズババババっとサンドウォームの巨体を貫いていく私の槍。


『ぐあああああーーーーーーーーーーっ!?』

『もう……君は………二度と……暴れる事はないんだ……私の魔神具として……眠るんだ。』


魔神封印デスペラード


こうして…この地に太古から存在してきた魔物サンドウォームは封じられたんだ。

お読みくださりありがとうございました。


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