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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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31/122

シーン31涙の転移。

『テキスーサ』の街に到着した私達。


そのままメギノス博士のいる建物を目指す私達。

ところが街中の雰囲気に違和感を感じた私。


『なんか……静かだね?』

『そうね……街の人達の雰囲気がどこかよそよそしく感じるわ。』


そう会話をしながら私達四人は先を急ぐ。

すると博士の小屋が視界の先に見えてくる。

私は走り出し博士の顔を見るため急ぐ。

すると。


『ラブラ……………………』

『えっ!?ラムネ…………………?』

『ああ……どうやらこの辺りにメギノスの気配を感じない。』

『ええっ!?一体どういう事?』


私はそう問い返す。


『ああ………ここへ来てから博士の気配も感じなければ何か嫌な残留気配が残ってるみたいなんだ。』

『その気配っていうの何か分かる?』


私達が建物前に立ち…脳内会話をしていると……ロイズ……そしてエルフィーナもいつの間にか建物内へと入ろうとしていた。


『何かおかしいな…………』

『ええ……嫌な気配と匂いを感じるわ。』


ロイズもエルフィーナもこの様子に怪しく感じたみたいだ。

ドアを開け、建物内へと立ち入っていく二人。

後を追う私。

すると……建物内はシン……と静まり返る。

私達は階段を降りていき研究室へと向かう。

扉の前に立つも中からの人間の気配もしなかったんだ。

ロイズは扉を開けようととってに手をかけゆっくりと扉を開いていく。

そこには……そう……誰もおらず博士がいない空間は只々静まり返っていたんだ。


『これは…………メギノス博士……………。』

『何も荒らされた様子もなくて、ただ博士がいないなんて……一体どういう事なの。』


すると私の聖剣がピカピカと光り点滅する。

そしてスーッと姿を現す精霊。

それは僕の半身である精霊ラムネだった。


『ラムネ…………』

『そんな顔するな……ラブラ………』

『だってさ…………』

『ここが荒らされてないって事がきっと博士の無事を知らしめてるさ…それより気になったのは……………。』


ラムネがテーブルの上にあった何かをスーッとその力でふわふわと浮き上がらせる。

見るとそれは何かのライトのようなものだった。


『ラブラ、それ貸してくれないか?』


ロイズの声に私はそのライトのような何かを手渡す。

するとじっと見つめるロイズはライトに何かを発見する。


『これは魔道具だね………スイッチは……と。』


ロイズはライトのスイッチを見つけ入れると。

ライトはパーーーっと光り出す。

やがてそこには博士の姿が映し出される。


『おお……メギノス博士!!??』

『おじいちゃん!?あれ…………?』


私が抱きつこうとするとスカッと空を切る。


『ラブラ………』

『ふえええん………ラムネえええ。』


ラムネは呆れ顔をしながらため息をつく。

すると映像のおじいちゃんは口を開いたんだ。


『皆………そしてラブラ……ワシの元にやってきたのは『ベノン』というこのアメリスアードの一国の騎士じゃ……国王からの呼び出し………という名目できたこやつらだが……国王の目的は……ラブラ………お前じゃ……じゃがこの国はワシの情報によると戦地なのじゃ……そんな所へわしの可愛い弟子をワシは送り込む訳にはいかんのじゃ……ワシはいつ帰れるのかは分からん……じゃが…ラブラ……お前は近い将来……この世界の勇者とならなければいけない……このワシの教えはラムネに……そしてラブラ…お前にも………いいか…ワシに何かあっても振り返るな…そして……もうお前達の進む未来の為の転移装置を使用できるようにしてある……。』


そう博士の映像が告げると部屋の奥から青い光が漏れ出す。


『あれが……転移装置なのか?』


ロイズの声がそれを証明したんだ。


『さあ……お前達がこの映像を見る頃には……装置が動き出す事だろう………エルフィーナ……次にあった時には……更に色気が増してる事…楽しみにしておるぞ……ロイズ……お前にはワシの魔道科学を記した本を残す……そしてドワフロス……三人を頼む……。』

『ああ……任せろ……メギノス博士。』


すると消えかけているメギノス博士の映像。


『ラブラ……ワシを本当のおじいちゃんの様に接してくれて……本当にありがとう……お前はワシの大切な弟子であり…大切な……孫……じゃ………本当にありがとう。』

『おじいちゃん…………。』


私の目から涙が溢れてくる。

するとロイズ……そしてエルフィーナが私の肩に手を添えてくれる。


『博士の元へ何かしらの大きな力が働いたのだろう……そしてそれを案じた博士は俺たちの為の転移装置を完成させ…その力の元に連行されていったのだろう……これは……直ちにここから転移するべきだろうな。』

『いやだよ!!おじいちゃんを助けに行かなきゃ!!???』


私は大声を上げる。


『ラブラちゃん……気持ちは本当に分かるわ…でもこれはメギノス博士からあなたを守る為の思いなの!!!』


真剣な表情のエルフィーナ。

エルフィーナの目からも涙が溢れ出していた。

ロイズが転移装置の前に立つ。

そこへ入っていくドワフロス。

私を連れエルフィーナも。

私達四人は転移装置内部へ立つ。

そしてロイズは口を開く。


『きっとこの転移先はメギノス博士が考え設定してくれていると思う……ここへ勧めと…博士は言っているんだ……皆……いくぞ。』


二人は頷く。

そして涙をながした私も。

こうして私達は転移したんだ。




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