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勇者ラブラ伝説~私って実はちょっと凄いんだよ?~  作者: 黒羽冥


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26/122

シーン26ラブラ怒る。

私達の前に更なる進化を経て姿を現したボーンドラゴン。

その姿は先程までのデビルをさらに凌駕していたんだ。


『なにっ!?ボーンドラゴンだと!?』

『くっ!?あんな恐ろしい魔物まで扱えるとは……あの男。』


ドワフロスもエルフィーナもこの恐ろしい状況に焦りの声を上げる。

すると口を開くセオドア。


『クククッ……そうさ……この僕だってこの力を使うために何もしてこなかった訳ではない……ロイズ………お前に劣等感を感じていたこの僕だって……』


すると……ボーンドラゴンが突然咆哮を上げる。

その時奴の手の中にいたのはいつの間にかとらわれていたロイズだった。


『うっ!?くそっ…………こんな。』

『『ロイズ!!???』』

『なんだと!!???』


今回は本当にボーンドラゴンの手の中に囚われたのであろうロイズ。

私達の前でドラゴンの腕の中で苦しむロイズ。


『今度は……今度こそ確実に捉えてやったぞロイズ。』

『あがあああーーーーーーーーーーーっ。』


セオドアの操るボーンドラゴンはロイズを確実に囚われている。

そしてロイズは手にしていた銃を手放してしまう。

カランカランっとロイズの銃は手から放れ落ち音を立て床を転がる。


『ロイズ!!???』


ロイズの手がダラりと垂れ下がる。


『クククッ……さすがのロイズもこの僕の本当の力の前にはどうにもならなかっただろう………これで分かっただろう?どちらが上かと言う事がな。』


そう言い放つセオドア。

辺りはその光景に唖然としてしまう。


『ロイズ………』


するとセオドアは醜悪な表情を浮かべる。


『さあ……ロイズはやった………次はお前達の番だな………ドワーフを消し……エルフは我が妻として迎えてやる……そして『勇者』だとか聞いたそこの女……は『ザイアック』様へ献上する…………これで僕はあの方の側近としてこれからも裕福に暮らしていける事だろう。』


するとボーンドラゴンはその首を持ち上げていく。


『さあ……まずはお前だドワーフ。』


次の瞬間ボーンドラゴンは口を大きく開くと。


『いけ!!!』


どーーーーーーーーーーーーーっとその首をドワフロス一直線に向かっていくボーンドラゴン。

大剣構えるドワフロス……だけど目を向けたドワフロスはその攻撃を躱したんだ。


『くっ!?貴様…………ちっ!!』

『ドワフロス!!???』


躱し着地するドワフロス。

ニヤリと笑うセオドア。

ドオオオオーーーーーーーーーーーーッと家の壁に激突するボーンドラゴン。

その破壊力は先程のボーンデビルの非ではなかった。

そしてボーンドラゴンがその首を戻していく。

するとそこには。


『『ロイズ!!??』』


そう……なんとボーンドラゴンはロイズを飲み込んだのか……ロイズを一体化させていたんだ。

セオドアは一歩前に出る。


『どうだお前達…これまで友人だと思っていたロイズは『親友』のこの僕の文字通り『力』となったんだ……さあ……僕の親友の力によって死ぬがいい……ああ……ちなみにロイズに攻撃あたればそのままロイズの身体に傷がつくからねえ。』


下卑たセオドアの言葉。

するとボーンドラゴンの首がまた持ち上がっていく。

そこにはロイズの顔まで見えるのだ。


『ロイズーーーーーーーーーーーーーっ!?』

『さあ………くらうがいいーーーーーーっ!?』


僕達は身構える。

すると魔法を唱えるエルフィーナ。


『数多の精霊達よ……光の壁となりここへ力を示せ……ホーリーウォール。』


パアアアーーーーーーーーーーッと眩い光の壁が私達の目の前に現れる。

ドオオオオーーーーーーーーーーーーッとボーンドラゴンは壁に激突しその攻撃を跳ね返す。


『なんだと!?このエルフの分際で。』


セオドアのボーンドラゴンは更なる攻撃への準備をしていく。

すると、その時……私の脳裏に誰かの声が聞こえてくる。

『ラブラ?ラブラ!?』

『えっ?ロイズ?』

『ああ……初めに奴に囚われた時と違い……奴のドラゴンの中に肉体と……そして精神も囚われてしまったんだ。』

『そうなの?』

『ああ……このままでは皆を攻撃し続けてしまう……そうなる前に君に頼みがある。』

『頼み!?ってなんだい?』


そして私の問いにロイズは声を返す。


『ああ……僕を気にせず戦ってほしい……』

『えっ!?』

『さっきもドワフロスもエルフィーナもどうやらこの僕に配慮して攻撃出来ずにいる……そして君もずっと手を出せずにいたんだろう?』

『それはそう……だけどでも………………。』

『あの二人は僕とも確かにその関係も深くなってきていて絶対僕のこの伝える言葉を聞いてくれないだろう……でも君なら……そう……君は勇者なんだ……いずれこの世界を救う大切な存在さ……僕に何があろうが僕だって君の道しるべとなりたいんだ。』


私はロイズの言葉に無言で立ち尽くす。

そして聖剣を構える。

するとロイズは一言……。


『そう……それでいいんだ……ラブラ。』


私の目からは涙が零れる。


『いくよ………セオドア!!……私は君を。』

『許さない!!!』

お読みくださりありがとうございました。


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