シーン25ロイズのピンチ。
『『ロイズーーーーーーーーーーーっ!?』』
バンバンバーーーーーーーーーンっと聞こえた銃声。
だが…無常にも私達の見ている前でロイズは巨大なスケルトンにより押しつぶされてしまう。
ズーーーーーーーーーーーーーーーーーンっと巨大なスケルトンはロイズの影もないくらいに大地にその巨体を沈める。
『ロイズ………………………………………くっ。』
エルフィーナは火炎を纏いスケルトンデビルへの魔法を詠唱を始めようとする。
すると、それを静止させるドワフロス。
『ドワフロス!?止めないで……アイツはロイズを………。』
すると首を横に振るドワフロス。
『アイツが……あれくらいでやられるような奴だと思っているのか?』
『そうじゃないのは分かっているわ……でも………………………』
その目に涙を潤ませながら語るエルフィーナ。
だが……肝心のロイズはスケルトンの下敷きだ。
そして私の心にも燃え上がる炎が存在する。
すると私たちの怒れる闘気を感じたのか……セオドアはこちらを振り返る。
『クククッ……ロイズは死んだ……これでもう僕の心を縛りつけてきた『嫉妬心』……これは消え去った……それでもう僕は…………。』
笑みを浮かべるセオドア。
その薄気味悪い狂気の表情。
それは私達が決して許せる訳がなかったんだ。
身構える私達。
『クククッ……お前達も見ただろう……僕のスケルトンデビルは何度でも蘇る……シャーマンであるこの僕にかなうとでも思ってるのか?』
スケルトンの目が赤く輝く。
すると…全身骨であるスケルトンデビルはガシャガシャと音を立て、身体を起こしていく。
そして…その眼光は私達へと視線を変えたんだ。
『さあ次は誰の番だ?ロイズの亡骸は後で僕がスケルトン化させ……僕のコレクションにしようじゃないか。』
私達に言い放つセオドア。
すると…ドワフロスがニヤリと笑う。
『フン……お前は元はロイズの親友だと思っていたのかも知れない……でもな…お前は本当のロイズを知っていないではないか。』
『なん……だと?』
『自分が努力などもせず…ただただロイズへの僻み妬みを膨らまし…そしてくだらない自分の欲望のままに生きてきたお前……そんなお前はどう頑張っても……決してロイズには勝てん。』
『貴様……あくまでも……この僕よりロイズの方が上だと……そう言いたいのか!?』
セオドアは震え叫ぶ。
『ああ……ロイズはな……あの魔王討伐という我々との悲願を達成する為に人知れず努力をしてきた……そんなロイズを侮辱する事は……許さん。』
『フン……ならば……今ここで目に物見せてやる………はああああーーーーーーーーーっ。』
セオドアが構えた瞬間。
『ん!?』
セオドアの動きが止まる。
『なん……だと?』
セオドアの表情は焦り顔へと変わる。
そしてセオドアは辺りを見回す。
すると……どこからともなく聞き覚えのある声が聞こえてくる。
『まだまだだね……セオドア………………。』
その声は私達が知るあの男……ロイズだ。
『なっ!?ロイズ!!??貴様……どこに!?』
セオドアの焦る声。
すると……。
辺りの廃墟化した建物から声が聞こえる。
『ここだよ。』
私達もその視線を建物の上に向けると。
そこで微笑むのは……ロイズの姿だった。
『『ロイズ!!???』』
銃を構えるロイズ。
ロイズを見て叫ぶセオドア。
『貴様……握りつぶしたハズだったのに……どうやってあの攻撃から逃れたんだ!?』
『フン……あまいよ?君の攻撃は既に分かっていた………だから僕は既にここにいたんだ……そして僕はここから幻影弾で幻影の僕を作り出し操っていたんだ……そして君が必死に幻影の僕を痛めつけてたって事さ。』
なんとそれを瞬時にロイズはおこなっていたんだ。
私にも見えないうちにこんな芸当をしていたロイズに私も驚きを隠せなかったんだ。
『ふふ……だから俺も言っただろう……ロイズを甘くみたお前はこうしてまんまと騙されていたってわけだ。』
そう言ってのけたドワフロス。
『確かにそうね……どう?私の演技力もなかなかのものだったでしょう?』
そう言って微笑んだのはエルフィーナだった。
こんな戦い方もあるんだ…私はロイズの戦い方にこの時本当に驚ろいてしまっていたんだ。
そして、ロイズが口を開く。
『さあ……ここからは僕の番だねセオドア。』
『くっ……そう簡単にはいかない………こうなれば…僕の真のシャーマンの力を見せてやろう。』
そういい放ったセオドア。
次の瞬間手にしていた杖を両手で掴むと魔力を込めていく。
するとスケルトンデビルはバラバラっと崩れ落ちていく。
『なっ!?』
『なんだ!?何をしようと。』
そういったその時。
骨が一つまた一つと浮き上がっていく。
そして、そのスピードが増しどんどん骨同士が繋ぎあいはじめる。
その巨体はどんどん作られていき……そして。
ドドドーーーーーーーーーーーーーーンと私達の目の前には。
なんと骨によるドラゴン……そうボーンドラゴンがその巨体で叫んだのだった。
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