シーン23ロイズVSセオドア。
『クククッ………ロイズ…………』
『貴様……………………その骨が僕の………父親だと……?』
『ああ……そうさ………これは正真正銘君の父親『ロッド・ミラー』の遺骨さ。』
『なんだと?セオドア……お前……何を言い出すんだ?』
すると、セオドアは口を開く。
『クククッ……これを見るがいい…………。』
セオドアは杖のようなものを取り出し微笑む。
『いいか?ロイズ……これはあの方…『ザイアック』様からいただいた魔導具というものだ……昔からロイズ…お前はこの僕に劣等感を植え付けてくれた…ミラー家の子息は優秀で、セオドア……君は彼にはどうやっても勝てる事などないだろう……お前はこの街で静かに目立たないように振る舞い生きていけと……言われ続けていきてきた。』
すると、セオドアは魔導具を手に構えていく。
『セオドア……………………………。』
『僕は君がこの街から離れた事で自分にできることで君を超えられる何かを探した……でも僕は君と違い…平凡などこにでもいる普通の男だ……君のような頭脳を持ち合わせている訳では無い……そんな僕は平凡にもここで働くようになっていたんだ……いつしか僕は君への嫉妬感を忘れた気になっていたよ……そんな時………ここへあの方がきてくれたんだ……。』
◇
◇
◇
この施設は元々あの大富豪ザイアック様がこの街に建て困ってる者達の為に利用してもらおうとしていたのだ。
そんな中僕やこの街の人々は彼を称えそして敬うようになったんだ。
そんな時に声をかけられ僕はここで働き始めた。
身体の不自由な人々の為の施設。
そしてそんな人々を助ける為の我々の労働力。
これはこの時代画期的なものさ……。
こんな施設はこのアメリスアードで本当に発展し、そしてザイアック様は時の人となった。
今はきっとどの国に行っても彼は大人物として敬う人は多いだろうね。
◇
『そうさ……僕はザイアック様に夢中になったよ……彼はお金で人々を救ってきたんだ………彼の思想はそうさ……『財力』さ……これなら僕もなにかしらで財力を増やしていければ僕もきっと時の人となれるんだ……僕はザイアック様の為……彼を目指す為に僕は……この施設を燃やしてしまう命令を遂行したんだ。』
再び杖に力を込めていくセオドア。
そして杖は黒い闇をモヤモヤと吐き出していく。
『セオドア……お前は。』
『クククッ……ロイズ……僕はこの力を得た……ネクロマンサーの力……死者よここに出てよ……そして僕の力となりて目の前の敵を打ち砕き給え…………………………………。』
『死者還る《アンデット》』
セオドアの黒き闇が大地へと降り注いでいく。
そして。
ボコボコっと大地から何かが這い出してくる。
『これは!!???』
『これがネクロマンサーの力……死者を操る能力か!!???』
すると私達の前には骨と化した数多のモンスター……スケルトンが立ち尽くす。
『スケルトン!!???』
エルフィーナがそう叫ぶとカタカタと音をがてながら動き出すスケルトン。
やがてスケルトン達は私達に襲いかかってくる。
『気をつけろ!!???こいつらの力は本物だ!???』
ドワフロスの叫ぶ声。
私は聖剣を構える。
『ラムネ………いくよ!?』
『おう!!ラブラ……………………。』
『たああああーーーーーーーーーーーっ!?』
私達VSスケルトンの軍団。
私の一撃はスケルトン達を斬りながら進む。
ドワフロスの大剣の猛攻もスケルトンを切り倒して行く。
そして。
『はああああーーーーーーーーーーーっ……アンデットにはこれよ?』
エルフィーナの声。
彼女の足元には魔法陣が現れる。
青白い光が彼女をより美しく映し出す。
そして。
『聖なる炎』
青白い炎の壁がアンデット達を包み込む。
ガタガタと崩れていくアンデット達。
『僕の仲間達は強いんだ………そして確かにセオドアが誰に憧れてその道を進むって話は分からないでもない……でも僕だって自分が憧れ信じたメギノス博士がいるんだ……そして自分の身勝手な事でこの施設を燃やした君は………許さない。』
するとロイズは自分の胸の中に手を進めていく。
ロイズの手には数弾の弾が見えたんだ。
『なんだそれは………………!?』
『セオドア………これが僕の力だよ……そしてここからは君というライバルとこの僕の戦いだよ……僕は何も努力をしてこなかった訳じゃない………僕はこの手で君からこの街を救う………そしてこの力は君に父親……そしてこの施設の人々の生命を奪われた者達の思いを背負い僕は君を倒そう。』
ロイズの目はセオドアを捉え……そして二人の戦いも始まったんだ。
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