#24 戦艦比叡、撃沈戦果
特別に3本投稿です!
「重巡摩耶、撃沈!」
「――ッ、良いぞ! 比叡にも畳みかけてやれ!」
「特殊垂直発射管《SPVLS》、発射!」
「トラックナンバー45、撃ち方始め!」
「「発射始め、ぅてぇー‼」」
ノヴェラスは、≪追尾式艦対空迎撃兵装《STAM》≫の発射を再び指示した。
戦術長と水雷長の息の合った掛け声と共に、FIREと書かれた赤いボタンを押した。
「・・・着弾――今!」
「エセス! 急速浮上、ルドゥリア。 主砲発射準備、弾種は徹甲弾に」
「了解。 主砲準備完了、徹甲弾に切り替えた! 指命‼」
直後、エセスの「浮上、今!」という合図と共に「全主砲、一斉撃ち方!」という指示を出した。
「――全主砲。撃ち方、始め‼」
浮上したのとほぼ同時に、全主砲が右に旋回して砲撃を始めた。
○○〇
9発の砲弾が弧を描いて、比叡の船体に満遍なく着弾して行き何個かの砲弾が防核区画を貫通し弾薬庫や機関室にダメージを与えていった。
「敵戦艦、全主砲大破。 視認!」
「バースト射撃、用意!」
「――準備良し!」
「ぅてぇー!」
緊急装填された砲弾が、またもや比叡の船体に刺さって行く。それに耐えきれなくなったのか将又、機関部をやられたのかは分からないが比叡が動かなくなった。
「敵戦艦、停船した!」
「ノーヴァ。 艦首魚雷、発射用意」
「・・・、――指命!」
ゆっくりと、聞こえるようにはっきりと「発射・・・!」と指示を出した。その指示を受け取ったノーヴァは「艦首魚雷、発射!」と言いながら、目の前にある青いボタンに手の平を添えて押し込んだ。
3本の魔導式魚雷が比叡に引導を渡すように海面を進んで行き、比叡の左舷艦首、左舷中央、左舷艦尾に刺さって水柱を上げた。それらが致命傷になったのか、遂には左舷から転覆して行き煙突内部に海水が入ると黒煙から水上気に変わり、轟雷のような爆発音とともに船体が二つに割れて沈んで行った。
「――ッ、敵戦艦の撃沈を確認! 洋上に艦影なし!」
「エセス、桟橋に係留しようか。 それと、皆。これから、機関室修理と第二次改装に入る」
「は、はい!」
「「「「「「「了解!」」」」」」」
こちら側の損害は機関室浸水と軽微的な破損と、金剛型戦艦2番艦の比叡と高雄型重巡洋艦3番艦の摩耶を撃沈した。
今後、いつ戦闘が有っても奥の手が使えるように武装面を強化しなくてはいけない。だから、もっと――攻撃こそが最大の防御となる怪物のような潜水艦を俺は目指す!




