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「俺はどうなったんだ?」

意識が戻ったババデはまだハッキリしない頭で状況を理解しようと周りを見渡すといつの間に来たのか目の前にダスケが立っていた。

ダスケはハイゴブリンナイトが大剣をババデに振り下ろす直前に身体操作魔法を使って二人?間に割り込んだのだ。

意識を失う前にババデが見た影は大剣の影ではなくダスケの影だったのだ。

「コツコツ(ババデ起きてくれ!そろそろ限界なんだ。)」

ハイゴブリンナイトが振り下ろす大剣をダスケは何度もその身体で受け止めていた。

王種の攻撃に耐えられるダスケにとってハイゴブリンナイトの攻撃でダメージを受けることはない。

ただ、防御と耐性以外はレベル1のスケルトンと同じステータスである。

つまりダメージは受けないが力がハイゴブリンナイトより圧倒的に少ないため何もしなければ吹き飛ばされるのだ。

それを身体操作魔法を使ってスムーズに身体を動かして、攻撃の衝撃を地面に逃がして耐えているため常に魔力が減り続けている。

そのため魔力の限界が近づいているのだ。

「お、おう。すまねぇ。」

一見ただのスケルトンであるダスケが村一番の筋肉を自負する自分でも耐えられなかった攻撃を受け止めている姿に驚きながらもババデは起き上がるとハイゴブリンナイトの間合いから離れた。

それを確認するとダスケもハイゴブリンナイトから間合いをとった。

「グギャ!」

自分の攻撃が効いていないことに警戒したのかハナゴブリンナイトもダスケを追わない。

「助かったぜ。まさか筋肉のないダスケに筋肉マスターの俺が助けられるとはな。」

筋肉自慢がいつの間にか筋肉マスターにランクアップしていた。

「悔しいが俺ではハイナイトゴブリンの攻撃には耐えられん。守りは任せて良いか。」

「コツコツ(それは願ったり叶ったりだな。俺は耐えるのは得意だけど攻撃はダメだからな)」

「おう、任せておけ。」


この少ない時間でダスケの魔力は回復している。

これはダスケの元となった謎の白骨死体の特性が関係している。

謎の白骨死体は長い年月の間に魔素と瘴気を吸い続けたために魔素と瘴気を自動で吸収する能力が備わったのだ。

ダスケは魔力はすぐに回復するんだなと思うだけで全く気が付いてない。

とんでもない恩恵なのだが、ダスケは休み休みなら少ない魔力で長時間身体操作魔法が魔法が使えてラッキーぐらいに思っているだけだ。


「コツコツ(それじゃ、何とか一瞬スキを作るから見逃すなよ。)」

「分かった。俺の全筋力を使った攻撃をお見舞いしていやるぜ。」

ダスケはハイゴブリンナイト向かって歩き出す。

ハイゴブリンナイトの攻撃でダメージを受けないので魔力消費を減らすために身体操作魔法を使っていないのだ。

つまり純粋にスケルトンのステータスなので歩くことしかできないのだ。

「グギャ?グギ!!」

自分の攻撃に耐えた者がただスケルトンのように歩いてくることに気が削がれたハイゴブリンナイトはすぐに自らに気合いを入れ直すように叫び声を上げた。

ダスケが間合いに入ると同時に魔力を全身にめぐらした渾身の一撃を振り下ろした。

「コツコツ(狙い通り!ここだ!)」

身体操作魔法を発動してスケルトンを超越した身体能力でハイゴブリンナイトの大剣に人体の骨で硬い額を叩き付けた。

「グゲ!」

ダスケのカウンターヘッドバットを大剣に受けたハイゴブリンナイトは全衝撃を腕に受けて怯んだ。

「コツコツ(ここだ)」

両足で大地を掴み受け止めた大剣を両手で抑え込んだ。

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