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死闘?

森の中で第一村人ならぬ第一魔物であるゴブリンと遭遇したダスケ。

今まさに戦闘へと突入しようとしていた。


ダスケとゴブリンは相手の出方を伺うように睨み合っている。

互いに初見の魔物同士、相手が攻撃に出た防御のスキを突きたいのかもしれない。

「おい、ダスケ。たかがゴブリンに何を悠長にしておる。さっさと倒さんか。そんなのじゃといつまでたってものホネを召喚できんぞ。」

「コツコツ(ぬ、分かったよ。行けばいいんだろ。行けば)」

バハニュートの言葉に若干ムッとしながらも否定できないためにダスケはゴブリンに向けて走り出す。

ただそのスピードは速さ1のステータスが正確に反映されていた。

つまり遅いということだ。

「グギャ!」

ダスケの動きの遅さはゴブリンに余裕を与える結果となった。

バカにするかのような視線をダスケに向けた。

「コツコツ(笑っていられるのも今のうちだ!)」

ダスケは右腕を大きく振りかぶってゴブリンに殴り掛かる。

しかし、速さ1の上にテレホンパンチである。

相手がいくら低能と言われるゴブリンでもそんな攻撃に当たるわけもない。

ダスケの右ストレートをアッサリ避けたゴブリンは汚い笑みを浮かべてこん棒をダスケの脳天目がけて振り下ろす。

全力でテレフォンパンチを放ったダスケは完全に体が流れてしまいこん棒の軌跡をただ目で追う(目はないですけど)ことしかできなかった。

「ゴーン」

まるで鐘を撞木で叩いたかのような音が森に響き渡った。

「コツ(痛くない?)」

痛みに備えて体を硬くしていたダスケは痛みの無さに驚く。

ちなみに頭の上に乗っていたバハニュートは戦闘が始まる前に実体化を解いてダスケの周囲を漂っている。

王種と思われる魔物の魔法を受けても衝撃で気絶するだけで全くの無傷だったのだから最弱の魔物に数えられるゴブリンの攻撃でダメージを受けるわけがない。

逆にそんなバカげた硬度をもつ頭蓋骨を全力でこん棒を叩き付けたゴブリンが無事で済むわけがない。

「ギャギャ!」

ゴブリンはこん棒を放り出して右手首を左手で抑えて地面を転げ回っている。

手首が通常曲がらない方向に曲げっているところをみるに完全に折れているようだ。

「王種の攻撃でも無傷のダスケを全力で殴ればそうなるじゃろうよ。何をボーっとしておるサッサと倒さんか。うるさくてかなわん。」

「コツコツ(おう!殴られても全然痛くないからな。攻撃に全力を注ぐ。)」

ゴブリンが放り出したこん棒を拾・・・わずに再びテレフォンパンチでゴブリンを殴る。

ただし前回と違いゴブリンには攻撃を避ける余裕はない。

ゴブリンの顔面にダスケの拳がクリーンヒット。

きっと表情と言うものがダスケにあったならニヤリと笑っていただろう。

ゴブリンに攻撃を避けられたのを気にしていたようだ。

「ゴブ!」

ゴブリンにはまだ怒りの声を上げる元気があるようだ。

再び殴るダスケ。

「ゴブゴブ!」

声を上げるゴブリン。

再度殴るダスケ。

「ゴブブ!」

声を上げるゴブリン

「コツコツ(このゴブリンしぶといな)」

「当たり前じゃ。ダスケの力は5しかないのじゃぞ。ゴブリンの子供より弱いんじゃ。そんな力でゴブリンを殴り殺せるわけなかろう。ゴブリンも自分の子供に負けるわけないからの。」

「コツコツ(マジか。この手は使いたくなかったんだけどな)」

ダスケは人差し指と中指を真っすぐ伸ばすとそのままゴブリンの右目に突き刺した。

ゴブリンは泡を吹いて痙攣するとそのままグッタリして動かなくなった。

肉のついてないため指の先端から手のひらの途中までの長さになったホネが眼球を突き抜け脳にまで達したのだ。

このまま泥試合になるかと思いきやアッサリとした幕切れとなった。

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