始まりと終わりの戦い
始めての小説です。中学生が作ったものなので変な所があるかも知れません
大きな地震が起きた。被害は周りに人が居ないので零である。震源地である平原には大きな隕石が落ちたようなクレーターがあった。その中心には少年と少女が向かい合っていた。
「私は貴方を倒す。救いの為に、始めて〈全ての元凶〉」
「俺は君を倒す。救いの為に、終わらせろ〈全ての終焉〉」
光と影を纏う2人。光り輝く刀と、全てを呑み込むような漆黒の剣を召喚し戦い続ける。1時間か2時間か。それとも数分か、少なくとも2人の中では長い時間が経った頃。少女が口を開いた。
「何故。何で貴方は私を倒すの?終わりの代行者シン。」
「何故と聞くのか。ならばこちらも問おう。何故君は俺を倒す、始まりの代行者シオンよ。」
言葉に詰まり、何も言い出せない少女-シオンに向かって少年-シンが話す。
「目的は同じだろう、俺も君も。」
「そんな…貴方はこの崩壊して行く世界を救うためだというの?なら貴方はどうこの世界を救うと言うの?終わらす事が力であり仕事である貴方は」
「俺はこの身体そして〈全ての終焉〉と引き換えに滅びを終わらせる。そして俺達の力を最大限引き出す天界は100年間に1人だけしか行く事は出来ない。」
そこでシオンは上を見上げ言った。
「だから君を倒す。俺の質問には答えなくて良い。」
シンは話が終わるとすぐにシオンの周りを囲う様に黒剣を飛ばしたがシオンは抜刀と同時にシンに向かうルートを確保し走る。
袈裟斬り、逆袈裟、突き。いろいろな技を繰り出すシオンにシンは対応してみせる。
1度だけシオンの攻撃がシンに当たったがシンの纏う影に弾かれた。そのまま姿勢が崩れたシオンに向かって剣が振るわれる。
光の盾を創り、シンの攻撃を防いだシオンは崩れた姿勢のまま走りシンと距離をとった。いつの間にか光の盾は消え去っていた。
「バイバイ。楽しかったよ。」
シオンがそう言った瞬間にシンの纏っていた影が散り散りになった。シンは直ぐに距離を取り影を纏おうとするが、追ってきたシオンに突かれて心臓が破壊され死亡した。
「こんぐらい。注意してれば分かるのに。光と影は天敵同士だから。」
少女は独り言を言い、その場を去った。
1時間後、世界には1人の少女の命が消えると共に救いが訪れた。
少年が勝った場合、絶対に成功していましたが滅びによって亡くなった人は行き帰りません。
少女が勝ったので成功率8割ですが、滅びによって亡くなった人は行き帰ります