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『うるさいな、世界』

作者: 理佐ちゃん

※研究のために使用しているアカウントです。作品に感想を入れてくださると嬉しいです。宜しくお願い致します。

障害 障害うるさいな


テレビでパラリンピックの歴史について話してる。そこで障害者の話をしてる。あぁ、もうつまらない。障害があるから何?結局障害者と言われている人たちは、見えるところを怪我してるだけじゃない。私たち皆、何処かに障害がある。それはきっと目に見える所だけじゃない。歩けないとか、見えないとかじゃなくて。例えば心の問題。精神の障害。でもそれもつまんない。みんな障害者。何かで悩んでる。「じゃあ、貴方も精神障害を持ってるね」とかっていうんでしょう?「じゃあそういう貴方も障害者ね」って言い返してやる。

いっその事、みんなもう障害者で良いんじゃない?なのにテレビでは、目に見える障害ばかりを取り扱う。障害者である事にプライドを持ってるかのように、出場者の選手は話す。あぁあ、つまらない世界。モノクロ、セピア色、白色、無色。世界は障害。障害は世界。動物もきっと障害を持っている。植物だってそうだ。歩けないという障害を持っている。歩く必要がない?あぁ、そうだろうけどつまらないじゃない。散歩ができないし、毎日同じ風景ばかりを見ていて飽きちゃうよ。それに彼らは種を飛ばす。自分たちの子供を旅に出す。その時だけ歩ける。その時にだけ歩けるけどすぐ止まって根を張る。あぁ、もっと旅をすれば良いのに。

きっと障害がないのは赤ん坊だけね。そう考えるけどやっぱり嘘だって気づく。だって赤ん坊って喋れないじゃないの。何かが欲しくても、何かを伝えたくても、何かが嫌でも。ただただ泣くだけ。あぁ、可哀想。みんな可哀想。私も可哀想。世界は可哀想。


可哀想 可哀想うるさいな


どうして人の気持ちがわからないの?だって私はそういう障害を持ってるから。みんな障害を持っている。貴方も私も。きっと自分はないと思ってもきっとある。ないはずは無い。だって世界は障害で出来ているもの。


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