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世界でたった1人でいいので信じてくれる人がいれば…

 世界でたった1人でいいので信じてくれる人がいれば…

 昔は、そのようによく思ったものだ。


 さすがにゼロはキツイ。誰にも信じてもらえずに、1人孤独に戦い続けるというのは、非常に難易度が高い。創作において、最も難易度が高い行為とさえ言えるだろう。

 それが、たった1人信じてくれる人がいるだけで、全然違う。その人の為に書き続けようと思える。1人と100人は、そんなに違わない。100人と1万人も、そこまででもない。けれども、誰もいないのと1人でも読者がいるのは全然違う。もう天と地ほどの差が存在する。


 それも、できれば“理想の読者”が欲しい。自分の書いている作品を最大限理解してくれる理想の読者が。それが無理ならば、せめて“普通の読者”でもいい。それだけでも、とりあえずは書き続けられる。質の高いモノになるかどうかは別として、とりあえずは続けられる。


 もちろん、今の僕は、そういった者を必要としない。

 そりゃ、良質な読者がいてくれればありがたい。ありがたいが、全くいなくても書き続けるコトくらいはできる。それも、昨日と同じペースで。そういう意味では、かなり成長できたと思う。


 その理由?その秘訣は何かって?

 ここまでこの小説を読み続けてくれた人ならば、それはわかっているはず。

 もちろん、それは“自分で作り出せるから”だよ。理想の読者も、普通の読者も、全て作り出せるからさ。


 この僕に与えられた能力。それは“全てを生み出す力”

 文字通り、何もかもを。それは、他の人達が使っている当たり前の意味だけではない。まさに“何もかも”を生み出すのさ。そうやって、読者も、評論家も、小説の神さえも生み出して生きていた。

 ここには世界があるのだ。全て、僕が生み出した存在さ。外部の人間を必要としない。いてくれればいてくれたでいいし、いなければいないでどうにかする。それが、この僕の生き方。

 きっと、僕はこれからも様々なものを生み出しながら、この小説を書き続けていくことだろう。

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