読みやすく、やわらかい文章を目指して
ここ何話か、ちょっと読みやすくしてみた。
内容の方は変えずに、表現をいくらか読みやすく、やわらかくしてみたつもり。
更新ペースの方も、意識して落としてみた。
これが、僕なりの読者に対する配慮。
もちろん、これ以上に読みやすくするコトも可能。もっと簡単な言葉を使うとか、改行や段落を増やすとか、会話ばかりにするとか。あるいは、もっとストーリーを重視した小説にするコトだってできる。
ただし、それが正解かどうかはわからない。逆に、それを“読みづらい”と感じる人もいるだろう。また、作家性も失われてしまうかも知れない。オリジナリティだってなくなってしまうかも。みんなが同じような言葉づかいで語り、似たような小説にしてしまったら、そこに存在意義はなくなってしまうだろう。
たとえ、それが読者にとって“読みやすく、楽しめる小説”であったとしても…
それに、それは現代の読者の話だ。未来の読者は、また別。
「あの時代の作品は、読めたものじゃないね。あの頃は、あれでよかったのかも知れないけれど、どれも似たような内容・似たような表現で、どれか1つだけ読んでおけばいい。他は必要ない」
こんな風に言われてしまう可能性も高い。事実、この「小説家になろう」というサイト自体、外部の人々からはそう思われている。
「あそこは、似たような作品ばっかりで、読めたものじゃないね」と。
実際は、そうでもなかったりするのだけど、外の人々から見ると、そう見えてしまうのだ。ランキングの上位に来るのは、いつも同じ作品。自分に合った作品を、どうやって見つければいいのかもよくわからない。結局、「あそこは同じような作品ばかり」と思われてしまう。それも、仕方がないことなのだろう。
さて、ここで僕に何ができるのだろう?
何を成すべきなのか?
いつまで続けるべきか?
考えは尽きない。




