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ボレロ

 そうか…

 これは、ボレロだったんだ。ようやく気づいた。

 僕の人生は、ボレロ。そして、この「僕は小説家になれない」シリーズも、それを体現している。


 “ボレロ”とは、ダンスの演目の1つ。

 ストーリーは単純。ある酒場に現われた踊り子が、ひたすらダンスを踊り続ける。最初は、奇異な目で見ていた人々も、踊り子に釣られて一緒に踊り始める。これだけ。

 曲の方は、もっと単純。ひたすら、同じフレーズが繰り返されるだけ。

 けれども、信じられない程、奥が深い。


 ある時、僕は小説を書き始める。他人が何と言おうとも書くのをやめない。誰にも読まれなくなったとしても、それでも書き続ける。

 そうして、

「みんな、一緒に踊ろうよ!」と、僕は語りかける。

 この場合は…

「みんな、一緒に書こうよ!読もうよ!」というべきだろうか?


 ひたすらに、ひたすらに書き続ける。テーマは同じ。“小説を書こう!”それだけ。

 手を変え品を変え、ひたすらに書き続ける。


 果して、この物語の先には何が待っているのだろうか?

 この物語の最終的な到着地点は?

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