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昨日と同じモノを書いていても仕方がない

 昨日と同じレベルのモノを書くのは、そんなに難しくはない。ただ単に量を増やしていくだけでいい。それは、充分に可能。

 昨日と同じレベルのストーリー、昨日と同じレベルのキャラクター、昨日と同じレベルの設定。

 それは、小説だけではなく、絵でも何でも同じ。筆づかいも、構図も、色の塗り方も、みんなみんな同じ。それで、似たような絵ならば量産できる。

 果して、それでいいのだろうか?


 ある程度までは、ただ単にたくさんの量を書くだけで上達していく。それは、文章も絵も同じ。特に、文章力なんかは、量を書けば上がっていく。けれども、それもやがて止まる。


 もちろん、「最近、レベルが上がってないな」というのは、自分で書いていてわかる。見直してみると、同じようなモノになってしまっているもの。

 それは、人の作品を見ていてもわかる。「あ、この人、能力を上げるコトを意識して書いていないな」と。だから、いつまで経っても腕が上がらない。昨日と同じ。一昨日とも同じ。

 意識しながら続けている人は、その辺が違う。たとえ、1日2日ではわからなくとも、半年くらい前の作品と見比べてみれば、すぐにわかる。一目瞭然!


 だけど、迷うと何も書けなくなってしまう。なので、「何も書かないよりかは、まだマシか」と、何かしら書く。ほんのちょっとでもいいので、昨日とは違う部分を作りながら。できれば、劇的な変化が欲しい。そう、願いながら、意識しながら、書き続ける。

 それに、“能力が上がる上がらない”とは別に、作品は完成させなければならない。それも、また事実。なので、とりあえず、書き続けるしかないというのもわかる。

 そもそも、プロの作家でも、そんなものだろう。「とりあえず、今週の原稿を完成させないと」そう思いながら、週刊連載のマンガ家だって続けているのだろうから。実際に完成したマンガを読めば、それは伝わってくる。

 常に能力を上げ続けるコトを意識しながらやっている人は少ない。


 能力を上げるコトと、作品を完成させるコト。

 いつも、僕は、その2つの間で揺れ動き、迷っている。

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