余力を残さぬ戦い方
ここ最近の僕の生き方は、余力を残して戦う生き方だった。
もちろん、小説の1作1作には全力を注ぎ込んでいるつもりだ。作品の1話1話に関しても、それは同じ。常に全身全霊を傾けて戦いに挑んでいるつもりではある。心の底に眠らせた力はあれども、現状の能力全てを使い、その瞬間は全エネルギーを使って小説の世界に立ち向かっている。
けれども、1日あたりで見たら、どうだろうか?正直、まだ甘いと思う。「明日もあるから、余力を残しておこう」と、心のどこかでそう思いながら生きている。決して、それは油断ではない。1つの戦略。おかげで、休みなしに毎日、小説を書き続けることができている。
それでも、余力を残しつつ戦っていることに違いはない。
この辺で、もう1度、全力を出して戦い続けるような生き方に変えた方がいいのかも知れない。夜、寝る前には、ヘトヘトに疲れ果てて、バタンキュ~とベッドに倒れ込む。夢の世界へと自然に誘われ、全力で睡眠を取り、急速に回復する。
以前は、そのような生き方ができていたではないか。その代わりに、週に1度とか、10日に1度の休養日を必要としたが。それでも、あの頃の方が成長度が高かったように思う。
ならば、もう1度、あの頃のように生きた方がいいのでは?
やってみるか…
もう1度、余力を残さぬ戦い方を。




