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“何もない”を力に変える

 読者の反応がなければ書き続けられないというのは、二流、三流。

 それなくして書けるようになって、ようやく一流の端くれ。ましてや、その先を目指すならば、その程度は最低条件。そう考えて、これまで生きてきた。

 けれども、どうやら、そこには続きがあったようだ。


 さらに進化した姿。それは、何もないコトを力に変える。怒りのエネルギーに変換し、執筆の原動力とするのだ。

「なんで、全く反応がないんだよ!こんな傑作を書いているのに!」

 これだよ!これ!これこそが、最高の能力の1つ。何もない所から、何かを生み出す。作品だけではない。それを生み出す為のエネルギーさえ生み出す。ついに、この領域にまで到達した。


 普通の人というのは、世界に反応を求めて生きている。

 たとえば、作品を読んだ感想だとか、アクセス数だとか、評価ポイントだとか、そういったものだ。そのようなモノに価値を見出し、一喜一憂する。

 そこまではいい。そこまでは、まだ許容範囲内。けれども、それがなくなった時にショックを受けて、続きが書けなくなってしまう。新しい作品を生み出すこともできなくなってしまう。これは、駄目!

 ましてや、その先を目指すのならば、その反応のなさ、“何もない”を力に変えることができなければ。

 それこそが、究極の小説家のあるべき姿。小説の神への道。僕は、また1歩、その道を登る。

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