小説の基本を詰め込めた
もうすぐ「マン・ネリカの一生」が終わりを迎える。ここは、他の作品の制作をストップさせてでも、この1作に全力を注ぐべきかも知れない。早ければ、明日にも完成するだろう。
この前、書き始めたのに、もう終わり。書いていて楽しかった。物凄く楽しかった。だから、ちょっと名残惜しい。けれども、無理に引き伸ばしたりはせずに、終わらせるべき時に終わらせてやろう。きっと、それがこの作品の為でもある。
この作品には小説の基本を詰め込めたと思う。“ほんとうの小説”とは何か?その基本。
長さ自体は短いけれども、それでも。余計な描写は、ほとんど排し、必要なフレーズのみで構成した。あとは、この基本を守り、物語を膨らませてやるだけで、もっと長くて複雑な作品も書けるだろう。そのくらい基本が詰まっている。
そういえば、1話だけ大幅に改訂した。箱を開けるシーンだ。これは、最後まで迷ったのだが、「涙を流すマン・ネリカ」の話に挿入することにした。最終話直前で使おうとも思ったのだが、この方が自然な流れになるだろうという判断から。
それにより、ラストシーンがいくらか変わる。文章的には、ほとんど変更はないのだが、意味合いが大きく違ってくる。“希望にあふれる終わり方”か?“現実は非情であるという部分を残しつつ終わる”か?そのくらいの違い。




