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巨大で複雑な構造の建築物を(プロットについて)

 長い長い物語を完成させる。

 それも、ただ長いだけではない。複雑に練り込まれたストーリー。無数の伏線が張られ、序盤で張られた伏線が終盤になって解消されたりもする。膨大な数の登場人物。いくつもの国や街が登場し、歴史は刻まれる。現実の世界と同じように。

 それは、まるで巨大で複雑な構造の建築物を完成させるようなもの。


         *


 小説を書くのに、プロットは必要かいなか?

 その最終的な答が出たようだ。

 答は、両方!


 細かいプロットを作ってから小説を書き始めると、そこで満足してしまって、先へ進めなくなってしまう。書くべきコトが決まり過ぎていると、逆に書く意欲を失ってしまい、書くのが嫌になってしまうのだ。

 かといって、全くプロットのない小説は、支離滅裂しりめつれつで、どっちの方向へ進んでしまうか全然予想がつかない。ヘタをすれば、物語は破綻はたんするか、途中で書くのをあきらめなければならなくなってしまうだろう。

 プロットがありつつ、プロットがない。この両方を同時に満たすコト。それこそが、理想の小説の書き方。


 もっと具体的に言おう!

 大まかなプロットは作るのだ。それも、物語を書き始めた時には必要ない。題名を決め、1行目を書き始める。この瞬間には、必ずしもプロットが必要なわけではない。

 物語を書き進めつつ、同時に先の展開も考え続けるのだ。いわば、これがプロットの制作。


 もちろん、最初に大まかな先の展開を考えておいてもいい。そういう執筆方法もある。けれども、ここで1つ注意点がある。

 それは、「最初に決めた展開にこだわり過ぎるな!」ということだ。それと、「細かい部分まで決め過ぎるな!」だ。

 精密なプロットを作り過ぎると、そこで満足してしまい、小説の続きを書くのが嫌になってしまいがち。先の展開がわからないからこそ、作者は続きを書こうという気になる。それと同時に、「このシーンを書きたいが為に、小説を書いているのだ!」という思いがあるコトも、また確か。

 この2つの能力を同時に扱うのだ。


         *


 いける!究極の小説家への道、今、開かれた!!

 理論だけではなく感覚でもわかってきた!まだ完璧ではないけれども、あとはこの方法を実戦で試してみるだけ。おそらく、この方法で、10巻近くの大作でも大きく破綻することなく最後まで書き上げられるはず。もしかしたら、何十巻でも…


 とりあえず、現在進行中の作品で、試してみよう。それが上手く完成すれば、この方法が実際に使えるという証明になるはず。理論だけではなく、結果として証明する!

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