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これが、僕の望んだ人生か…

 毎日毎日、小説ばかり書き続けて過ごしている。

 それ以外の時間も、常に小説のコトを考えて生きている。


 次のストーリーは?

 新しいキャラクターはどうしよう?

 名前も決めないと。新しい登場人物にも、地名にも、技の名前も。

 設定も考えないと。少々の矛盾はあったとしても構わないけれども、それでも極力リアリティを出せるように設定についても深く考えておかないと。


 今、見ている映画は、どう役に立つだろうか?このアニメは?読んでいる本は?

 全ては、次の小説の為。世界は、全て小説の為にある。それ以外は関係ない。


 それでも、時々、疑問に感じるコトもある。

 もしかしたら、この人生、間違っていたのではないだろうか?他の生き方もあったのではないだろうか?

 小説のコトなど考えず、他の人達と同じように一生懸命マジメに働いて、適度に遊んだり、休んだりしながら生きていった方がよかったのではないだろうか?

 そんな風に考える瞬間もある。


 これが、僕の選んだ人生。

 基本的に幸せではあるけれど、同時に呪いでもある。おそらく、この呪いからは、もう一生逃れられない。


 もちろん、「たまには、休もうかな?」と思う日もあるけれど。それをやって、どうなるのだろう?

 休んでも休まなくても、次の日はやって来る。今書いている小説の次の部分を書かなければならない日がやって来る。だったら休まずに、今日も書けばいい。明日も書けばいい。

 1日でも休めば、翌日は余計にきつくなる。小説の書き方を完全に忘れてしまうかも知れない。それも、恐い。

 だったら、このままの流れに乗り、呪いを受け入れて書き続けた方がいい。

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