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わざとヘタに書く

 “わざとヘタに書く”という手法がある。

 一生懸命に、まともにしようと思って書いて、結果的にヘタになるわけではない。それとは、逆。最初から、ヘタになるように書くのだ。表現はムチャクチャ。普通の小説の常識から考えると、ありえない。そういう手法で書く。


 こんなものは普通の人からすると、絶対にあり得ない。

 なぜならば、“上手く書こう!上手く書こう!”と意識しながら書くのが当然だからだ。


 では、なぜ、こんなコトをするのか?

 それは、世界を広げる為。


 長く小説を書いていると、どうしてもパターン化してしまう。

 もちろん、それがよい方向に進む場合もある。よい意味でマンネリ化し、読者は安心して小説を読み進めることができるようになる。

 けれども、それは同時に、ある種の限界でもある。無意識の内に自分で限界を作ってしまい、決して破壊できなくなる。意識して作っている限界ならば、どうとでもなる。だが、無意識の壁ではどうしようもない。破壊しようにも、どこが限界なのか自分でもよくわからなくなってしまう。間違って別の場所を壊してしまったら、小説その者が成り立たなくなってしまう。


 だから、こういうコトは普段からやっておくべきなのだ。

 細かい破壊の繰り返し。常に常識を壊しながら生きておく。その為の“わざとヘタに書く”なのだ。

 それで世界は広がる。次からは、勇気を持って冒険できる。


 小説家たる者、限界を作ってはならない。

 常に冒険し、戦いを挑む!その為にも、完成度を追い求め過ぎてはならない。わざとヘタに書くくらいのこと、平気でやってのけられなければ!!

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