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僕の人生のシステム

 人は皆、それぞれのシステムに従って生きている。その人生の過程で、その人なりのシステムというのを構築していく。そうして、そこから外れるようなコトは滅多になくなってしまう。


 僕にもシステムはある。人生のシステムとでもいうべきものは。

 僕のシステムは、実に単純だ。単純ではあるが、実行しようとするとなかなか難しい。かつ、リスクも大きい。

 それは、“最高の作品をこの世界に生み出す”というシステム。そうして、その為には全てを切り捨てる。最高の作品をこの世界に生み出すという目的、それ以外の全てを切り捨てて生きていくシステム。

 そりゃ、一時期はいろいろなものを手に入れたりもする。けれども、結局は全て捨ててしまう。あるいは、相手の方から離れて行ってしまう。あまりの理想の高さについてこれなくなってしまうのだ。

「素晴らしい夢ね!理想をかなえるまでがんばって!」

 そう言ってくれた人々も、みんな消えていった。


 理想というのは、そういうものだ。生半可では達成できない。言葉にするのは簡単だし、口にするだけなら誰にだってできる。けれども、それを実行に移そうとすれば、様々な苦難が伴う。邪魔する者も大勢現れる。そうして、その過程でほとんどの人間は脱落してしまう。その理想が大きければ大きい程、その確率は高くなる。


 果して、僕は自分の理想を達成できるのだろうか?その日はやってくる?それとも、他の大勢の人々と同じように、道中のどこかで脱落してしまうのだろうか?

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