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風の吹かない日

 今日は1日、風の吹かない日だった。心の中の風が…

 何も成長できない日だった。せめて1歩でも、いや半歩でも先に進めればいいのだけれど。


 昨日と同じように行動し、昨日と同じように考えたり感じたりして暮らしたはずなのに。

 あるいは、それがいけなかったのかも知れない。昨日と同じように行動し過ぎていた。いつもだったら、それで何かしら学べるし、何らかの成長があるはずなのに。それで何も学べないならば、やり方を変えるしかない。

 もっと広く情報に触れるようにするか?あるいは、逆にもっと触れる情報を限定してみるか?


 一見すると、こういう時期には、外に出て新しい経験をしたり、より多くの情報に触れた方がいいように思われるかも知れない。

 けれども、そうとばかりは言えない。触れている情報が多過ぎて、自分の中で処理仕切れなくなってしまっている可能性もあるからだ。だとすれば、逆に触れる情報を絞った方がいい。家の中に閉じこもり、お気に入りの本など読んで過ごす。ほんとうにほんとうにお気に入りの最高の1冊を。そうして、それ以外には何もしない。そのくらいの覚悟の方がいい。


 いずれにしても、風が吹かないことには、どうしようもない。情熱の炎も、新しく酸素が供給されなければ、それ以上に燃え上がることもできない。

 風が欲しい。新たな風が…

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