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いつからだろうか?1年が短く感じなくなったのは?

 いつからだろう?1年が短く感じなくなってしまったのは?

「なんだ、今年ももう終わりか。アッという間だったな…」などと思わなくなってしまったのは?


 いつからだろう?

「アレから、もう5年も経ったのか。この間、何もやらなかったのと同じだな…」などと感じなくなったのは?


 いつからだろう?

「人生は短い。もっと時間があれば…」などという言葉を口にしなくなったのは?


 残りのお金が少なくなって、残りの人生が短くなって、時間を大切に過ごすようになっていた。できる限り、無駄な時間を過ごさなくなっていた。

 もちろん、無駄なコトだってやる。でも、それは本質的に無駄じゃない。


 “無駄な時間の過ごし方”と“無駄でない時間の過ごし方”その違いは、一体、何だろう?

 それは、未来に投資しているかどうかの違い。後から振り返ってみて、役に立ったと思えるかどうかの違い。


 たとえ、目の前を一生懸命に楽しむような時間の使い方でも、後に残ればそこに価値はある。

 そうでなければ、無価値。


 それを常に意識しながら生きるようになって、僕の時間はゆっくりと進むようになった。

 ゆっくりとゆっくりと進み続ける。


 そうして、3ヶ月を振り返ってみても、半年を振り返ってみても、1年を振り返ってみても同じように感じられるようになった。

「この時間は無駄ではなかった。それだけの価値はあったのだ」と。

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