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迷夢の国のアリス  作者: 影宮ルキ
30/102

城のみんなのお仕事事情

 設定を先週間違えていたことに気が付かず、今に至るorz

 あぁぁああ、毎週更新を目標にしようと思っていたのに……orz

 読んでいただいてる方々、申し訳ありませぬぅぅううorz

「そういえば、ラビって何してるの?」

 エースと城内探検して、ラビと遭遇したときふと思った疑問。そういえば、ラビの役職だけ聞かされていないような……。

「あれ、言ってませんでしたっけ?」

 書類を抱えて、エースと話していたラビは、きょとんとした顔をこちらに向ける。

「きいてねぇよ」

「そ、そうでしたか……」

「あんた、説明不足多くない? この前もグレイに微妙な顔されたわよ」

「申し訳ありません……」

 耳がしょげ返っている。ちょっとかわいいかもしれないが、なんか、コスプレ変態男だと思ってるからか、ミカみたいに萌えない。

「アリス、今変なこと考えていなかったか?」

「気のせいよ~」

 もうちょっとポーカーフェイスを鍛えよう。うん。

「そうですね……私は宰相をしていますが、仕事内容というと、書類上でやること色々でしょうか?」

「……おおざっぱね!」

 なんだ書類上でやること色々って!? 紙にかいてりゃ何でもいいのか!?

「そうは言いましても……予算やイベントなどのスケジュールや、国全体にする連絡の最終確認など、書類で提出されるものならジャンル問わずってところでしょうか?」

「……そら多忙だわ」

 ラビに会うときは必ず書類を抱えているか、仕事してるか、ハートのわがままでお茶会に引っ張り出されたときしかない。……過労死するぞ!!

「本当、ラビ様はお忙しいんだ……。だからあのバカがさぼると……」

「ジャックですね、分かります!!」

 今度盛大に文句言おうじゃないか。変態はあれだが、仕事頑張る人は応援してやるぞ!!

「あ、ってか、仕事の邪魔しちゃった? ごめんね」

「いえ、大丈夫ですよ。……文字見ているのは楽しいですから」

 若干遠い目をしてふふふふふ、と暗い笑いをもらすラビ。よく見ると目の下に隈が。

 ……あっれー? ラビさーん? ラビさーん!?

「仕事しすぎ!! ちゃんと寝てる? ご飯食べてる? 休んでるぅ!?」

「さっきも三十分寝ました(どやぁ」

「誰かこの人に休暇あげてー!!」


 うん、こういう時は上司に話すべきだと思うんだ。

「ってことで、ハート。お茶会に引っ張り出すくらいならお願いだから休憩時間あげてください」

「いきなり来てなんじゃ。まるで妾がやつをいじめているみたいではないかえ?」

 唐突に話を切り出した私に、はじめはきょとんと、次に不機嫌そうに返したハート。

 机には書類、を横にどかしてお茶とケーキがど真ん中に置かれていた。……完全に休憩中でしたね! これあれじゃないですか!? 学生が、勉強しなきゃいけないんだけど、ちょっと休憩っ、的な感じじゃないですか!?

「だってだって……」

 ちなみにエースは部屋の扉前で待機。ギリギリまで止められましたが、突撃した私でございます、ハイ。

「あやつがワーカーホリックなのは妾のせいじゃないぞ。休憩をやったとしても、あれのことじゃ。仕事をやりだすに決まっておる。茶会で休憩しようにも、頭の中では次の会議の予定でも組んでいるんじゃないか」

 あら、女王陛下、意外と部下思いだった……?

「あー、それは、ごめ……」

「まぁ、妾やジャックが仕事をさぼっているツケもあれに回っておるから、あまり休みがないのも事実じゃがの」

「それってどうなんでしょうかあぁ!?」

 謝ろうとした気持ち返せ!

「どうせ仕事やるのじゃから、妾がその分休憩してもよかろう?」

「よくないでしょ!? 真面目にラビ死んじゃう!!」

「本当に危なくなるまであれは学ばないだろう? いや、危なくなっても学ぶかや? まぁ、そのかわり休みが欲しくなったら妾に仕事を押し付けるじゃろ。それまではあっちもこっちも勝手にやる、でよかろうよ」

「えー……」

「そんなに休ませたいなら、アリス、お前が誘ってやればよかろう。きっと喜んで仕事放りだすえ」

「放り出すのもいかがなものか……」

「まったく、アリスもわがままな子じゃのう」

 呆れたように言ってハートは休憩を再開したようだ。私にもケーキを進めてくれるけど、城探検が残ってるから今はやめておく。

「あ、そういえば女王様ってどんな仕事やるの?」

「んー……そうだのぅ、ラビの完璧な書類をさらっと読んで、確認しました、というハンコを押すくらいかの。あとは直々に会わなきゃいけない重要人物の相手じゃの」

「……結構楽に聞こえるんだけど……」

「下にラビがおるからの。そうそう問題はおきぬの」

「……マジラビさん素敵……」


 よし、ついでだ。城のみんなの仕事が気になってきたぞ。

「ってわけで、エースは何の仕事してるの?」

「話のつながりが全く見えないんだが……?」

「気にしたら負けよ」

「気にするだろう? 大体君は前から思っていたんだが……」

 無理やりに早口で話すエースに違和感を覚えた。

「? なんか話そらそうとしてない?」

「……」

 エースは気まずげに視線をそらす。

「なんで?」

「……ノーコメントだ」

「……え、何で?」

 話せない仕事ってこと? あれ? でも騎士だよね? ん??

「なぁに、話してんのっ!?」

「どわぁふ!?」

 ジャックが後ろから抱き着いてきました。ビビります。心臓に悪いです。

「ジャック……」

「なぁn、ぶはっ!?」

 イラッときたので私は下から頭突きしてやりました。身長差があるのはイライラするけど、こういう時便利よね! 頭痛いけどね! 顎にぶち当たったみたいだね! ざまぁwww

 ジャックは顎を押さえて座り込んでいる。

「……アリス、舌噛むと危ないからあまりやらないようにな?」

「おけ」

「も、もうひょっとちゅういしてくれふぇも……」

 喋りづらそうですね。ざまぁwwwww

「婦女子にいきなり抱きつく不審者の自業自得だと思うんだが?」

「ひどい……」

 涙をためて上目づかいにこちらを見てくる不審者(笑)。

「ねぇ、なんかさっきから酷いこと思ってない!?」

「きのせいじゃないかなー(棒」

「今日はやけに適当だね!」

 すくっと立ち上がってまた近づいてくる。

「で、何話してたのー? 俺も仲間に入れてほしいなぁ」

「そんな特別なことは話してないわよ。仕事は何してるのーって話」

「……」

「……なるほど」

 エースは視線を逸らし、ジャックは微妙な顔してエースをちら見した後納得する。

「何してるのー? 私も仲間に入れてほしいなぁ」

 さっきのジャックを真似して言ってみる。

「いやー、エースは特別なんだよぉ。国家機密に関わっちゃうくらい?」

「おいジャック!?」

 あっさりカミングアウトするジャックに、エースは慌てる。

 うん、そりゃ慌てるよね。国家機密って何!?

「いいじゃんいいじゃん。それくらい誰でも知ってるし」

 待て、誰でも知ってる国家機密にかかわるようなことってなんだ。意味がわかんねぇよ。

「んでー、俺の仕事は~」

「あんたの仕事なんて聞いてないわよ」

「ひっどーいアリス!」

「まぁ、聞いといてあげるわよ。ひまそうだし。……あれ? そういえばよく私と一緒にいるけど、エースもひまなの?」

「暇じゃない。が、アリスといるのも仕事の一部だ」

「俺もそういう仕事がよかったなぁ。たのしそ~」

「仕事はそういう風に決まらないからな」

「ちぇっ! あ、ちなみにエースは頭いいからラビ様の仕事手伝ったりよくしてるよねぇ。あと俺の手伝い。このホリックワーカーめっ」

「……仕事中毒者多すぎない!? いや、さぼるあんたがいるからいけないんじゃないかなー!?」

「えー!?」

「大げさに驚くかふつう!?」

「……ごほん」

「「……」」

「騎士の仕事は城の見回りや、日々の訓練だな。それで見回りの時の報告書を書くんだが、こいつは何度言ってもやり方を覚えないから俺が手伝う羽目になるんだ」

 こめかみを押さえつつ言うエース。

「だって書くこと多いと覚えらんないんだよぉ! 何もなかったら俺でもかけるんだからねっ!? でもなんだかんだ言いながら、毎回ありがとう! エース愛してるぅ!」

「やめろ気色悪い」

 私も頭痛くなってくるなー……。

「エースもアリスいないときはほとんど俺らと同じ感じだったよぉ。だからいつも手伝ってくれたんだぁ」

「……エースマジオカアサン……」


 そういえばいたね。他にもお城で仕事してる人たち。

「あ、お姉さんだ!」

「こっちに来るなんて珍しいね!」

「お前らが仕事場所にいる方が珍しいだけじゃないのか?」

「「あ、そっか~」」

「……」

 城の裏手の森の門、その近くにあるログハウスっぽいところにいたトゥイードル兄弟。どうやらここが家のようです。城に住んでるわけじゃないのか。

 って、仕事場所にいないことに納得していいのか? いや、ダメだろ。ほら、エースお母さんがまた頭痛を発症してるぞ!!

「お姉さん何しに来たの!?」

「僕らと遊んでくれるの!?」

「何しよう?」

「何したい?」

「ちょっとちょっと、何でいつの間にか遊ぶ前提になってるの!? 仕事は!?」

「えー、だって別に僕らよくいないことあるし」

「ぶっちゃけ、僕らいなくても問題おきてなくない?」

「起きてるぞ。おかげで中にいる騎士たちの書類に書くことが増えるんだ」

 ……ジャックがさぼる原因か……。って、なんか悪循環してないか? 循環じゃないか、ラビとエースにしわ寄せが……。

「ふ、二人ともどんな仕事してるの?」

「んー? 門番?」

 ディーが首をかしげる。

「違うよ、森番だよ」

 ダムが反論する。

「でも森に続く門で番をしてるから門番じゃない?」

「でも森を見張ってるんだから森番じゃない?」

「門番」「森番」「門番!」「森番!」「門番!!」「もりb」

 おっと、終わりが見えないぜ。

「森と門を見張る番人だ」

「まとめたわね、エース?」

「番人」

「番人でいいね!」

「そうだね!!」

「決まり!!」

 兄弟げんかにならなくてよかった。じゃなかったたら巻き込まれて危険だったわ、私が。だって絶対武器持ち出すもん……。

「森を見張るって、なんかあるの?」

「わかんない。でも森に入っちゃいけないんだって」

「でも、ちゃんと森に入るにはここの門を通らないといけないんだって」

「??」

「だから門も見張らないといけないんだね!」

 ダムが今度は門派に……。

「でもやっぱり入っちゃいけないから森も見張らないとだね!」

 そしてディーが反論する。

「門」「森」「門!」「森!」「m」

 またか……。しかも今度は赤と青が逆になって言ってる……。

「で、どういう意味? 何でこの門通らないといけないの?」

「この門は魔法の門なんだって」

「そうそう、魔法の門なんだよ」

 口げんかをやめてすぐに答えてくれるが、まったく意味がわからない。

「ハ?」

「この門を通るとちゃんとした道に」

「通らないとただの森に出るんだよ」

「????」

「夢の国、と言えば納得するんだったか?」

 エースがおそらくラビに入れ知恵されたであろう言葉を口にする。

「……わぉ、なんでも諦められる魔法の言葉ね……」

 さすがワンダーワールド。何でもアリ!


 と、いうわけで、今日は疲れた。でも一応みんなの仕事把握した!

 ……って、この知識を活用する日は来るのかなっ!?

 …………もう疲れたおやすみなさい。

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