表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷夢の国のアリス  作者: 影宮ルキ
1/102

ハジマリ

 ――――――アリス


 誰かに名前を呼ばれた気がした。でもそんなこと、ありえない。



 ――――アリス


 だって、その名前で呼ぶ人はもうこの世にいないのに。



 ――――アリス?



 おかしいな。私はまだ夢見てるの? あの人はもういない。最近やっとわかったはずでしょう?


 ――――――アリス!!



 うるさいなぁ。もう放っておいてよ。私のことなんて。もうその名前はいらないんだから……。もう呼ばないで。


 私はいらない。私は、アリスは、もう、いないんだから……。



 耳をふさいで、目を瞑って、口を噤んで、背中を丸めてしゃがみこんで。

 私は何も聞こえない。何も見えない。何も知らない。何も感じない。



 だからお願い放っておいて!!





 ――――――――――――そんなのだめですよ?

 初めまして、こんにちは。

 読もうと思ってくださった方、ありがとうございます。

 至らぬ点も多々あると思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ