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「宿命(さだめ)」

 それが比嘉満との最後の会話になった。


 比嘉満は安里川の河口付近の砂利道で発見された。発見された遺体の損傷は激しく、顔面に十数箇所の裂傷と打撲左鎖骨の骨折、両手両足が粉砕骨折、肋骨の骨折と内臓破裂、頭蓋骨陥没で脳挫傷という無残な姿だった。


 元がこの忌まわしい事件について知ったのはゾッキーのメンバーが学校で自慢話のように笑いながら武勇伝を語っているのを耳にした時だった。


ゾッキー①「でそのポチどうしちゃったばぁ?」


ゾッキー②「あいつ弱えくせに向かってくるから殺(くる)されたみたい。」


ゾッキー①「はぁ?でその妹は?」


ゾッキー②「逃げ回ってたけどかちみてワッターで女にしてあげたぜ。」


ゾッキー①「えー!それただやったーでマワしただけだろぉ!泣いてンかったか?」


ゾッキー②「おお泣いてたけどヒトシさんに姦(や)られたら血が出て処女だったみたいで動かんくなったからそのあとメンバーでおすそ分けして貰ったわけさ。」


ゾッキー①「えー!俺も集会行けばよかったぁ!」


ゾッキー②「だからこいっていったやっし。JC美味かったっぜ。また集会やるとき呼ぶからよ。次は来いよ。」


ゾッキー①「ポチの妹の名前なんだばー?」


ゾッキー②「あぁ多分・・・比嘉 まなみ」元は自分の耳を疑った。







 

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