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週末は通い妻  作者: syoui
3/7

その2

  前回のあらすじ


 冗談半分で都市伝説を試したら、ホントに異世界に着いちゃった!?!?

 混乱しているアタシを見かねて、

 「兎に角、落ち着きなさい。ヴィスト、お茶の用意を。」

 「宜しいのですか?旦那様?」

 「ああ。構わない。」

 「畏まりました。では、直ぐに。」

 「そなたも此方に来なさい。其処に居ては出入りの邪魔になる。」

 「えっ?あっ?はっ、はいっ。」

 言われるまま勧められた椅子に座り辺りを見回してしまった。

 …うん…。やっぱり、アタシの部屋じゃない…。

 じゃあ…ここは…?向かいに座っている男性は誰?


 「お待たせ致しました。」

 そんなことを考えていたら、さっきの初老の男性がお茶の用意をして戻ってきた。

 向かいの男性の事を『旦那様』と言っていたので、この人は執事なのかな?

 で、向かいの人は此処の主か…?

 「さぁ、お嬢様もどうぞ。」

 「あっ…、ど、どうも…」

 差し出されたミルクティーを一口含む。

 「美味しい…!?」

 「それはよう御座いました。お口に合って何よりです。」

 本来、アタシは紅茶があまり好きではないのだが、このミルクティーは今まで飲んだ物よりも遥かに美味しかった。

 「どうだ?少しは落ち着いたか?」

 「はい。」

 「それは良かった。私はこの屋敷の主で、ウォルストール・ヴィ・ルーデリアと言う者だ。彼は、執事長のヴィスト。」

 「以後、お見知り置きを。」

 「そなたの名は?」

 「あ、はい、牧村春奈です。」

 「牧村…春奈…。ふむ…。聞いた事の無い響きの名だな。この国の者では無いな。」

 「あっ、あのっ。」

 「ん?どうした?」

 「こ…ここは、何処なんですかっ?」

そう言うと、2人は一度顔を合わせ、またアタシの事を見た。

 「…そなたのその目…。どうやら、冗談で言っているのでは無さそうだな。」

 「その様で御座いますな。」

 「良かろう、簡単に説明しよう。ここはルーデリアと言う国で、大陸の一画を支配している。近隣諸国との関係も良好な平和な国だ。」

 ルーデリア!?そんな国、聞いた事無い…。間違いない…、アタシは…異世界に来てしまったんだ…。



   一方、牧村家では……


 「ふぅ…。姉さん、ただいまぁ。

 …あれっ?姉さん?居ないの?」

 姉さんが、居ない…?

 「おかしいな?」


 「姉さん、寝てるの?」

 しかし部屋には姉の姿は無く、制服や鞄すら見当たらなかった…

 「…どう言う…事…?」

毎度お馴染み、拙い文章にお付き合い下さって、ありがとうございます。

 前書きに『前回のあらすじ』みたいな物を書いてみました。

 どうでしたでしょうか?

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