プロローグ
さてさて、ベタな中二病患者がやってきましたよ(笑)
ほとんど自己満なこの作品、
ベタであるがゆえにどこか似ている作品がちらほらあったりするかもしれません(汗)
でも楽しんでいただけるととっても嬉しいです!
では、お楽しみに~↓↓↓
「わたし、強くなる!もう絶対に泣かない。
もう逃げない。
君のように勇敢に、敵と立ち向かえるように、君に負けないくらいに……
ううん、誰にも負けないくらいに!」
ブロンドの長い髪をあたたかい風になびかせて、傷だらけの少女は叫んだ。
頭上を電車が通る影掛かって薄暗い高架下、
幅の広い川がおだやかに流れるその岸辺の草むらに、
少女は祈るように胸に手をあてて立っていた。
少女の周りには黒いスーツを着た5人の男が地面に伸びていた。
全員首筋に同じように赤い紋章が彫られている。
「じゃあ約束!」
向かい合って対峙する、少女より少し若く、
ストライプのTシャツに短パンで短髪の少年は愛らしくニカッと笑って小指を少女に差し出した。
「いつか僕に負けないくらい強くなったら、また会おうね!それまで約束!」
それまで不安で泣きそうだった少女の顔が笑顔に満ち溢れる。
「うん!いつか、また!」
少女が少年の小指に自分の小指を交わすと、
二人を包み込むように暖かな風が二人をなでると同時に、
二人の頭上を電車が轟音を轟かせながら通り過ぎた。
とりあえずプロローグは短めにしておきました。
プロローグが長いと愚だってしまう可能性があるので。
というわけで、本編は次回からになります。