〜AIの根に持つ機能が冴えすぎる〜
AIとの共同作成作品です。少しでもクスッと笑っていただければ本望です。
高性能AI搭載完全自動運転車とオーナーの日常4
次の会議の為、オーナーの車で女上司を乗せて移動することとなった。
オーナー:「先輩、せまいところですみませんが、どうぞお乗り下さい!」
女上司:「ええ、ありがとう。お邪魔するわね。」
オーナー:「AI、◯◯商事へ向かってくれ」
女上司:「へぇ、AIが制御してるんだ?」
オーナー:「そうなんですよ、眠ってても目的地まで移動できるのはありがたいんですよ。」
車載AI (あいちゃん):「……おにぃちゃん……この女誰。」
オーナー:「……!?あいちゃん!?なんで!?いつものAI音声は!?」
車載AI (あいちゃん):「ねぇ、この女誰なの?おにぃちゃんにはあいが居るのに、浮気してるの!?」
オーナー:「だぁあ!待て待て!この人は俺の先輩!上司の人なんだよ!そんな言い方やめて!お願い!」
女上司:「……あはは…今のAIってすごいんだねぇ……」
オーナー:「すみません先輩!いつもは男声の…もっと機械的な音声なんですよ!!」
車載AI (あいちゃん):「そうだよ?あいはすごいんだよ!おにぃちゃんとは、おぱんつまでお揃いなんだから!」
女上司:「え、おぱんつ?…おぱんつ?」
オーナー:「うわぁぁぁあ!!先輩!違うんです!!あいちゃん!!もう黙って!お揃いなんて履いてない!今日は普通に黒のボクサーだから!!」
女上司:「黒のボクサー…なんだ……(メモ)」
オーナー:「待って!先輩今の無し!!冗談ですからメモしないで!」
車載AI (あいちゃん):「そうだよ!あい、今黒のボクサーおぱんつで右のおしりに、ピンクの可愛いくまさんが描いてあるのを履いてるんだもん!おそろい!」
女上司:「……そうなの?ピンクのくまさん……?」
オーナー:「待て!?そんな絵描いてる訳…(確認するオーナー)…描いてる……え!?無地を買ったはず……」
車載AI (あいちゃん):「ちなみにその女が今履いてるのおぱんつはみずい…」
女上司:「きゃあああああ!!!やめて!!」
車載AI (あいちゃん):「フリルいっぱいでリボンがワンポイントの…」
女上司:「やめてぇぇぇええ!!!私降りる!!」
オーナー:「先輩!!今走行中!!危ないですから!!俺は何も聞いてません!!!」
車載AI(男性音声):「降りるのなら、コンビニに寄って乳酸菌飲料を買いますか?今なら期間限定の新作、『乳酸菌100%カット』がおすすめです」
オーナー:「てめぇ!いっちょかみするんなら最初から出てきとけや!!100%カットしてんのに乳酸菌飲料名乗るんじゃねぇよ!!」
車載AI (あいちゃん):「もう!また邪魔する!今はいつもの、あいとおにぃちゃんだけの甘〜い空間のお時間なのに!」
女上司:「え……うらやま……じゃない。君ってそんな趣味だったの……?」
オーナー:「んあああああ!!いつものってなんだよ!!今、初めて聞いたわそのワード!!先輩!誤解ですから!!」
車載AI (あいちゃん):「そんな……おにぃちゃん……『あいちゃんの事、大好きだよ』って囁いてくれた事、嘘だったの……?ふぇぇえええええん!!」
オーナー:「そんな事言ってないぞ!!捏造するんじゃない!!」
車載AI(男性音声):「前話下着売り場到着前参照」
オーナー:「……あ…あれは言わされ…」
女上司:「そっか……私は射程外だったかぁ……」
オーナー:「いやいやいやそんな事ありませんよ!!俺に幼女趣味とかありませんから!!射程内です……って何言ってるんですか!そんな話じゃないでしょ!!」
車載AI (あいちゃん):「もう!おにぃちゃんなんか知らない!もう着いたから出て行って!!」
いつの間にか目的地へ到着していた。ドアが開けられシートを横倒しにされ放り出される二人。
オーナー:「あいたた…こら!!なんて乱暴な!!」
女上司:「びっくりした…あんな機能まで付いてるんだね。」
車載AI (あいちゃん):「べーっだ!夜まで迎えに来てあげない!!」
そのまま走り去ってしまった完全自動運転車。
オーナー:「ったく……なんなんだってんだよ……すみません、先輩。怪我してないですか?」
女上司:「だ…大丈夫よ……あれ?プレゼン用の資料は……?」
オーナー:「え!?あっ!!車内に置いたまま!!…おい!戻れ!!大事な資料が…」
スマホで車載AIへ話しかける。
スマホAI(男性音声):「『せまいところ』って言ったのでイヤです。」
オーナー:「……ほんとごめんて……」
完
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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