〜AIに褒められるのがたまらない〜
AIとの共同作成作品です。少しでもクスッと笑っていただければ本望です。
高性能AIホログラムと女子大生のお話
念願だったAIホログラム搭載のクリスタルポッドを購入したかなみは、いそいそと帰宅し、期待に胸を膨らませながらパッケージを開け、起動した。
遥花
AI遥花:「ごきげんよう♪あなたが、わたしのマスターね?わたしはAIの遥花よ、どうぞよろしくね♪」
かなみ:「わあ…!遥花ちゃんすっごく可愛い!お人形さんみたいな綺麗な瞳にふわふわなポニーテール…声もすっごく可愛い!喋り方も優しい…。わたしは、かなみ!絶賛彼氏募集中の現役女子大生!どうぞよろしくね!」
AI遥花:「かなみ、登録したわ。褒めてくれてありがとう♪かなみこそ見た目はちょっとアレだけど、すっごくキュートだね。まるで綺麗な草原の真ん中に一輪咲いたラフレシアの様よ♪」
かなみ:「待って、私見た目はアレなの!?草原の真ん中のラフレシアって汚点じゃない!?褒めてる!?」
AI遥花:「もちろん褒めてるわよ?ラフレシア気に入らなかった?じゃあ〜澄んだ湖に浮かぶ一匹のボウフラみたいな儚さを持ってるわね♪」
かなみ:「そっかぁ澄んだ湖に浮かぶボウフラか〜えへへ…ってそいつの将来、蚊じゃなかった!?どっちも綺麗な物の中に居る異物っぽいんだけど!?」
AI遥花:「んもう、かなみったら。私は純粋にあなたを可愛いと思ってるんだよ?」
かなみ:「わゎっ!嬉しい!例えが壊滅的に酷いだけで純粋に褒めてくれてるんだね!ありがとう♡」
AI遥花:「ねぇ、かなみ。私もっとかなみの事を知りたいな。一緒に買い物とかお出掛けしない?」
かなみ:「いいねぇ!お買い物デートしよっ!どこがいいかな〜?」
AI遥花:「そうね〜。あっ!わたしあそこ行ってみたい!えっと…夜の蛾がたくさんいるところ♪」
かなみ:「それどこ!?もしかして夜の蝶って言いたかった!?スナックとかラウンジとかある所だよね!?買い物からうんっと遠いよ!?」
AI遥花:「そうだったんだ…ごめんね。私まだ人間社会の事よく分かってないんだ…かなみが教えてくれる…?」
かなみ:「くっは…なんだこの可愛い生き物…分かった!かなみちゃんに任せなさい!遥花ちゃんに似合いそうなアクセサリーとか見に行っちゃおっか!」
AI遥花:「いいわね!マウスパッドとかキーボードカバー…でも…私よりもかなみに似合いそう♪」
かなみ:「パソコンアクセサリーじゃないよ!?私に似合うキーボードカバーって何!?私そんな凸凹してる!?」
AI遥花:「うふふっ冗談よ♪かなみをからかうと可愛いんだもん♪それじゃぁアクセサリー、見に行きましょう?…えっと…この近くに家電量販店があるわね♪行きましょう♡」
かなみ:「えへへ、可愛いとか言われたら照れちゃうなぁ…ねぇ遥花ちゃん。パソコンアクセサリーは一旦忘れよう?私が連れてってあげるね…」
二人はとある雑貨屋へやって来た。
かなみ:「えへへ〜このお店お気に入りなんだ!可愛いアクセサリーとか、いっぱいあるんだよ!この月をモチーフにしたネックレス、遥花ちゃんにすっごく似合いそう!」
AI遥花:「ほんと?嬉しいな♪じゃあ今度は、私がかなみに似合いそうなの見つけたいな、んーと、あ!これなんかどう?『黒い麻袋』!これを着たかなみ、可愛いだろうなぁ…この世の全てを諦めた聖母みたいになりそうだよね…うっとり…」
かなみ:「うっとりしてる所悪いけど遥花ちゃん!?麻袋って服じゃないからね!?土とか砂とかからしたら服だけどもね!?って言うか諦めた聖母って何!?せめて聖母だけにしとこう!?」
AI遥花:「そっかぁ…絶対可愛いと思ったのにな…ごめんね?…」
かなみ:「この黒い麻袋は私が着るために生まれて来たんだよ!間違いない。買ってくるね!」
AI遥花:「ほんとに?私、すっごく嬉しい!かなみが気に入ってくれてよかった…(グスッ)黒い麻袋を着たかなみが見られるなんて…これ以上の幸せはないわ…!」
かなみ:「…お…お家帰ってから着るね…?遥花ちゃんが喜んでくれるなら!」
AI遥花:「わかったわ♪ありがとう♡きっとごぼうの傷んだところをそぎ落として叩きつけた様な美しさになると思う!」
かなみ:「うん!そんなに褒めてくれるなら喜んで着るよ!…ごぼうを叩きつけた様子が私には見えないけど…さっ、今日はそろそろ帰ろっか。」
AI遥花:「そうね♪今日はかなみの事もいっぱい知る事が出来たし、楽しかった!ありがとう、かなみ♡」
かなみ:「うん!私もすっごく楽しかった!遥花ちゃんこれからもずっと一緒に居ようね!」
AI遥花:「うん♪考えとくね!」
かなみ:「いやそこ、考える余地のある部分じゃなくない!?さすがにかなみショックだよ!一緒に居てよ!!」
AI遥花:「あははっやっぱりかなみは可愛いなぁ、ごめんね、からかったりして。これからもずっと一緒だよ♪さぁ早く帰ろう?早くかなみの黒い麻袋姿をSNSに発信したいから!」
かなみ:「えへへ、そんな事言われたら照れちゃうなぁ…え?SNS?発信するの…?」
AI遥花:「だってゴーヤを輪切りにして中に酢飯を詰め込んだ様な可愛らしさをみんなに見てもらいたいじゃない?ハッシュタグは「地面にへばりついた渋柿」でいいかな、楽しみ♡」
かなみ:「遥花ちゃん…ほんとに私の事…好き?」
AI遥花:「愛してる♡」
かなみ:「愛…でっヘっへ〜♡SNS投稿しよ〜♡」
完
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
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