私の周辺の花粉症患者
立春も過ぎまして、早咲き桜の話題や梅の花の話題も聞かれ、定時で会社を退社する時に空の明るさにどんどん春になってきているなと感じます。
テレビでも花粉飛散量の多少を報じるようになり、花粉症患者さんには憂鬱な季節だろうなぁって思います。
だろうなぁって言葉でご想像に及ぶかと思いますけど、私、花粉症は発生しておりません。
年々周囲で花粉症だと言う人は増えて行き、泣き言や愚痴をこぼされる事も、仕事のミスの尻ぬぐいも発生したりして花粉症は大問題だなぁって思っています。
で、暴言ですが花粉症患者さんは、仲間を増やしたくてたまらないゾンビのようだと時々感じます。
ゾンビ、結構暴論だとは思いますけど。
ちょっとくしゃみが出たとする。目がしぱしぱと何か異物感があったり、痒みが発生したとする。
すると、近くに居る花粉症患者は皆さんが「花粉症?花粉症だよ!仲間だよ」と声を大にして喜ぶんです。
中には普段ぼそぼそとしか喋らない大人しい男性が結構なボリュームでそう言って来た時には発言内容よりもその声の大きさに度肝を抜かれましたね。
かなり私より年下女性でも「ウェルカム花粉症!ナカーマ、へいへいへい」と手をカモ~ンとふられたこともあります。その人取引先関係の人でその場は会社関係の(仕事中)場でしたので、そのはっちゃけた言動に目を見開きました。
花粉症仲間を増やしたくてたまらないらしいです。
「花粉症の人って、人がちょっとくしゃみしたりしたらすぐ花粉症の世界へようこそ!ってする人多いよね」
数回、花粉症の方へそう話をすると、それぞれの人たちはそれぞれ速攻頷きこう返します。
「花粉症患者増えるのが嬉しい」
そして良く私聞かれるのですけど、花粉症患者かどうかを尋ねられます。
「音乃さんって花粉症?」
「いえ、私は花粉症は持っていないですね。今のところ」
そういった瞬間の十人中六人は舌打ちしたような顔をし、二人は不貞腐れた顔をし、一人は羨ましそう、もう一人はただの確認だったようでそのまま、そうなんだーって感じです(私の体験による統計情報)
職場の後輩くんが花粉症患者で、先輩花粉症患者に「花粉症?」と聞かれ「そうなんです」と答えている場面に遭遇したことがあります。
少し気難しい男性だったのが満面の笑みで新入り後輩君と握手をしています。
「これからキツイ季節だよね、注射してる?薬だけ?鼻うがいやったことある?」
と、めっちゃフレンドリーに後輩に絡んでいます。
怖い顔してるのにフレンドリーに絡むので後輩君戸惑いつつ、でも嬉しそうに話をしていました。
結構な人口が居るのに、花粉症患者は新たな花粉症患者を求めて社会を徘徊してやがる。
私の周辺だけかもしれませんが、花粉症の症状改善にこんな食べ物が良いらしいとかって話題をふっても否定する人が多いです。
「症状改善にヨーグルト良いらしいですね」
「あぁ!効かない効かない!そんなもので症状改善するならとっくに治ってるよ!甘く見ないでもらいたい」
……甘く何て見てないです。
大変そうだなぁ、って思って見てます。
「花粉症の大変さは花粉症になってみなくちゃ分からないよ!」
……もうメンドクサイ。
花粉症絡みの話題を振らない様に気を付けても、相手が振って来たりもします。
理解できないでしょと謎のマウントとってきたり、貴方は患者無いから良いわねと僻んできたり。でも春と秋の花粉症患者が症状に苦しむ季節を過ぎると、穏やかだったり、理性的だったり、迅速に仕事をこなす人だったりするんです。
別バージョンで「もう老眼始まってる?なんだ始まってないの?」もあるんですけど、この老眼仲間かどうかは単なる確認だけ、あるいは「良いねぇ」と羨む声だけで終息します。
花粉症患者さんの仲間増やしたい、増やさねばならぬと言わんばかりの情熱はどこから来るんだろうと首を傾げます。
大変だなって思うし、この時期思考力が落ちているだろうからフォロー出来る範囲のミスも私は大目に見るし事前にチェックしてミスしなくてすむよう気を付けるけど、……それは良いんだけど、変に妬んで絡んで来ないで!と言いたい。
絡んで来ない花粉症患者の友人に「そういえば貴方は絡んで来ないね」と言うと、
「いつか花粉症患者になると信じているから大人しく待ってるの」
……私が仲間入りするかどうかは分かりませんが、出来れば一生発症したくないです。でもいつ発症するかは分かりません。アレルギーってそんなものですしね。
でもまぁ仲間になったら花粉症患者の皆さんはきっと両手広げてウェルカムと言ってくれるのでしょう……




