表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/38

第38話 幕間6

 では、ここで全知全能たる我が、解説しよう。

 場所は、ケヴィンのオフィス。室内には、奴1人だ。手紙の山を前に考え事をしていた。

「……怪しい。プ・シェイに続いて、ラージャー、更にあの双子まで、俺の基を去るとは。」

 そう言って、1通の手紙を脇へどける。隣には、手紙の山だ。

「……妖しい。何故、これ程『魔種デモン・シード』の目撃情報がある。付け加えれば、『封印』された持ち込み事例まである。これは、優先的かつ早急な調査が必要だな。」

 そう言うと、伝声管で使用人を呼ぶケヴィン。あまり間を置かずに、帰って来る返信。

「代筆屋と、絵師を呼んで欲しい。組合で、手の空いている者を紹介して貰いなさい。」

 使用人が、正確に復唱した所で、伝声管による通話を切ったケヴィン。

「しかし、奇妙な物だな。『魔種デモン・シード』の手配書を作る羽目になるとは。」

 それだけではない。目撃情報と共に、冒険者ギルドとも打ち合わせする必要もある……。


 * * * 


 と、ここまでで本作の『第一部』が、完結する。そこで、ここまでの物語を総括しよう。

 当然、本作は、『追放物』だ。それは、ここまでの物語で表現されていよう。

 とは言え、ここまでは、主人公1人の力だけで、『無双』出来ていた訳では無い。

 あくまで、周囲の『仲間達』が、活躍しているに過ぎない。

 それもこれも、主人公を『ド素人』から『新米冒険者』へとレベルアップさせた為だ。

 また、件の『固有スキル:収納』もレベルが、低い内は大して役に立たっていない。

 それもその筈。かのスキルが、日の目を見るには、主人公のレベルが、『7』以上必要だ。

 そう、ここまでは、本作の『第一部』であり、『起承転結』の『起』である。

 要は、物語の入り口に、到着したに過ぎない。やった事と言えば、登場人物紹介くらいだ。

 即ち、全ては、これ以降『第二部』に、持ち越しとなっている。

 『第二部』こそ『起承転結』の『承』であり、主人公の『成長』が、描かれる。

 更に、仲間との『絆』や、乗り越えるべき『困難』など、内容は盛り沢山。

 とは言え、人気の無い作品に、拘泥できる程、暇ではない。

 全ては、諸君らの様々な形の『応援』次第だ。本作を生かすも殺すもそれ次第である……


 * * * 



以上を以て、『追放物流行の理由 第一部 初めての経験』完結です。

尚、継続には、高評価が、必須となります。

宜しくお願い致します。

では、いずれまた……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ