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第26話 初めての成長確認

 更に、場所を防音が効いた部屋に移しての、第2ラウンドだ。

「ほな、まずはレベルから解説するで。ニックはん。あんさんのレベルは、『3』どすえ。」

「そうなんですか。あれから、ふたつもレベルが、上がってたんですね。プ・シェイさん。」

「それだけやのうてな『一般スキル』は、『棍棒』『小盾』『革鎧』『投石器』『恐怖耐性』『回避』『不意討ち耐性』『魔法耐性』1レベル。『長剣』2レベル。『騎乗』4レベルや。」

「え! そんなに、増えていたんですか! 全く気づきませんでした。プ・シェイさん。」

「更に、続きどすえ。あんさんの『固有スキル』や。『収納』ちゅうんやろ。ニックはん。」

「はい。『装備可能重量を2倍にする』だけだ。使えないって言われました。プ・シェイさん。」

「そら、おかしいわ。『固有スキル:収納』には、『レベル』が、あるんや。ニックはん。」

「え? でも、アニキ……ケヴィンアニキが、プロパティを使った時は、そんな事……。」

「前例は、少のうおます。けど、1レベルの時は、『固有スキル』のレベルが、表示されへん。けど、本人のレベルが、上がる事で『固有スキル』のレベルが、上がった事例があるんや。」

「えぇーーーーーーーーっ! そんな事だったんですか。プ・シェイさん。」

「なぁるへそ。そう言う事かよ。流石、アタイが、見込んだだけの事はあるな。ニック。」

「ほな、『固有スキル:収納』の『3レベル』を、説明しましょか。そら、『装備可能重量まで収納可能な異次元空間を獲得。但し、装備重量は変化無し。』以上どすえ。ニックはん。」

「え! でも、僕そんな物、使えませんし、使った事も無いですよ。プ・シェイさん。」

「せやから、『レベル』が、上がった今だからこそ、使えるっちゅうもんや。ニックはん。」

「そりゃ、そうだ。そう言う事ならさ、試してみろよ。今ここでよ。ニック。」

「そうですか……実感が、わきませんけど、試してみますね。ラージャー。」

「『イメージ』や、『意志力』こそが、『固有スキル』には、重要なんや、ニックはん。」

 ……『イメージ』……『意志力』……すると、僕には『異次元空間』が、あると思い込む。

 我思う。故に、我在り……『異次元空間』……『異次元空間』……『異次元空間』……

「そうか! これだ! 分かったぞ! 『異次元空間』! 『収納』!」

 気付けば、胴体に『切り込み』を入れ、そこに革鎧を収納、『切り込み』を閉じるニック。

「へぇ……そいつが、『収納』かい。『切り込み』なんて視えねぇや。すげぇぞ。ニック。」

 念の為、ニックの胴体を撫でまわすラージャー。同じ事をするプ・シェイ。

「あのぉ……どさくさに紛れて、お尻撫でまわすの、やめて下さい。ラージャー。」

「いいじゃねぇか。減るモンじゃねぇんだろ。こっちには、『切り込み』作れねぇの。ニック。」

「身体の何処にでも、『付与可能』です。が、一番便利な個所に作りました。それと、お尻触るのを、やめないなら、今晩は、『おあずけ』ですよ。ラージャー。」


 * * * 



次回予告

第27話 初めての『魔法』講義 その1

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