仲間
>ホーンラビットを倒した
>角ウサギの角を手に入れた
>称号【兎狩り】を手にいれた
「称号?」
出てきた表示を眺めていると、瓦礫の中に影が見えた
まだ、ホーンラビットが生きているのかと思い戦闘態勢を取ろうとしたときに、それが光の玉であることに気づく
「なんだこれ」
恐る恐る、光の玉に触れると表示が現れた
>ホーンラビットをテイムしますか?
はい
いいえ
残テイム枠1
「そういうことか、それにしてもこんなに早く役に立つとは思わなかったな」
【一匹魔族】のせいでパーティに他のプレイヤーを入れることが出来ないので、魔物でも仲間にできればと思い、戦闘前に習得していたテイムが役に立ったようだ
「あれだけ手強かったんだ、仲間にしないわけがない」
はいを選択すると、光がホーンラビットの形に収束していく
名前【ぴょんた】
種族【ホーンラビット】
:ラビットがより攻撃的に変異した希少種、角に見える部分は毛が硬質化したもの、角は頻繁に生え変わる
LEVEL 1
HP 150/150
MP 0/0
STR 12
VIT 4
INT 0
MND 4
AGI 12
DEX 2
得能
【剛脚】
:脚力が飛躍的に上昇する
【硬質化(毛)】
:体毛を硬質化することが出来る
テイムすると名前を付けれるようだ、我ながらいい名前を付けたと思う
防御面に不安があるが、攻撃と敏捷性に関しては申し分ない
「これからよろしくな、ぴょんた
今日は疲れた、帰ろう」
新たな仲間であるぴょんたを連れて町に戻り、ログアウトした
ベッドの上で目を覚ますと、強い眠気が襲ってきた
成り行きで始めたゲームだったが、予想以上に面白かった
明日も朝からログインするために、アラームをかけて、眠りについた