表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Dancing Arcadia Online  作者: しゅう
2/10

キャラメイク

「「ただいまー」」

家中にかっきのある声が響き渡る

「あら、おかえりなさい

櫻さんからの荷物が届いてたわよ」

母親である飯田(いいだ) 美琴(みこと)が、DAOが届いているのを知らせてくれる

「さすが、櫻さんきっちりしてるなぁ」

「今度あったら、ちゃんとお礼言っとかないといけないな」

「おう、育はこれからすぐ始めるのか?」

「いや、おれは疲れたからすこし寝てから始めるよ」

「そうか、なら一つ忠告だ、DAOはデータの作り直しが出来ないからな、慎重にキャラメイクするんだぞ」

「わかったよ、じゃあおやすみ」

おれは部屋のベッドに入ると、そうそうに意識を手放した

「……を……す」

まぶたの隙間から光が見える、疲れすぎて朝まで寝てしまったのか??

「……名前……さい」

名前?どういうことだ?まあいい

「ハグだ」

「ハグ…ですね」

「次にしゅ………しょく……を選んでください」

主食?朝飯のことか?

「なんでもいいよ」

「ランダムですね、了解しました」

けたたましいドラムロールがきこえる

うるさいな?どういうことだ?

目を開けると

そこには、受付で立っているようなかわいい女の人が、これまた受付のような服で立っている

「ハグさまの種族は、はぐれ魔族 職種はグルメに決定しました

よかったですね種族、職種共にレアですよ」

なんのことだ、種族?職種?

>種族得能【一匹魔族】

>職種得能【捕食者】

>個性得能【第三の目】【他力本願】

目の前に文字が飛び出してきた

ここでようやく、この場所がDAOのキャラメイク画面で、たった今それが終了したことを理解した、

「では、桃源郷へ行ってらっしゃいませ」

その言葉を最後に、おれは光の粒になり消えてしまった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ