表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
浄罪師 -present generation-  作者: 弓月斜
【壱章】殺人者が蔓延る世界
1/70

プロローグ # 秩序を忘れた世界

人は自分が犯した罪をどうやって償うのだろう。


例えば、相手を傷つけてしまったあの時の言葉。


例えば、自分の我が儘で苦しめてしまった人間への責任。


例えば、見て見ぬふりをしたあの時の弱い自分。


もし、人が人を殺めてしまったら…その罪は一生消えないのだろうか…


2XXX年、世界はこれまでの平和な暮らしを失った。


戦争が終わって一時期、平和な時間が流れた世界。しかし、ある時を堺に秩序が乱れていった。


原因は未だ不明。


もはや、夜に一人で外を歩くのは自殺行為。毎日のように放送される殺人事件の数々…


医療機関が発達し、ほとんどの病は治すことが出来るようになった今、人々の寿命は伸びると予想されていた。


しかし、寿命が伸びることはなかった。


病死よりも遥かに、『他殺』で亡くなる人間が増えた。人々は平穏な暮らしを失ってしまった。


それはまるで生物濃縮のように人間を介して「毒」が広がっているかのようだった。


昔から、


「悪さをしたら神様から見捨てられて地獄に逝く」


という言い伝えがあるが、果たして本当に地獄はあるのか?

だとしたら。。。この世にいる人間の殆どが地獄に逝くことだろう。


おそらく、この世界には「罪」を浄罪する神様的存在はもういないのだろう、、、


数百年前、人間はもっと優しかった。


いつから、人間は変わったのだろうか。


この物語が終わる頃、人間は。。。

人間でいられるのだろうか。


それとも、、



次は本編です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ