少年隊とまるふく商店の成長
カイルは少年隊の仲間たちを連れて、保存食の運搬任務に出発した。
道中、荷車を引きながらも周囲を警戒し、仲間同士で交代しながら見張りを続ける。
彼らの成長は目覚ましく、訓練の成果が如実に表れていた。
しかし、辺境の森の中で突然、野盗の一団が襲いかかってきた。
数は多かったが、カイルたちは冷静だった。
カイルが前線に立ち、頭領を見定める。
鍔迫り合いから肘打ち、膝蹴りを織り交ぜながら戦うカイルの動きは以前にも増して切れ味鋭い。
数発の攻撃で野盗の頭領は倒れ、残る手下たちは混乱し動揺。
少年隊は見事に彼らを取り押さえ、縄で縛って連行した。
帰還すると、グランツ侯爵やショウイチが出迎え、任務の成功を称えた。
侯爵は、
「カイルよ、よくやった。これからも頼むぞ」
と期待を込めた眼差しを送った。
ショウイチは笑みを浮かべながら、
「お前ら、日に日に強くなってるな。次の任務も任せたぞ」
と声をかけた。
こうして、カイルと少年隊は護衛任務を成功させ、領地の平和に貢献したのだった。
こうして少年隊は領外への護衛まで担当するようになった。
領内外の見回り、護衛、治安維持とその活躍は目覚ましく、カイル率いる少年隊はわずか2年でグランツ侯爵領の主要戦力にまで成長していた。
一方、ショウイチが築き上げたまるふく商店と保存食工場もその間に大きく飛躍を遂げていた。
領内の兵站を支える保存食は品質と信頼を高め、領主からの依頼も増加。事業の拡大と安定はショウイチの経営手腕と、リナをはじめとする仲間たちの支えによって実現したのだった。
少年隊の成長とまるふく商店の躍進――二つの力が互いに支え合い、グランツ侯爵領の未来を明るく照らしていく。




