表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

それでいいの

作者: 荻野上風


あの子と出かけたのはもう半年前

ぼくは毎日あの子の笑顔を思い出す

ああ、ツーショット撮っておけばよかったな


送ったメッセージの返信はない

ぼくは毎晩「既読」の文字を探しにいく

そうだ、あの子は返信が遅いから仕方ないな


あの子が好きだと言っていたアーティストの曲を聴く

ぼくは毎朝その曲を聴いて目を覚ます

いつか、あの子と語り合いたいな


いつも、あの子が何してるのかを考える


家族旅行、楽しかったのかな

友達とライブ、行ってきたのかな

彼氏、いるのかな

ぼくのこと、おぼえてるのかな


みんなはあの子がわがままだと言う

みんなはぼくに傷つかないでと言う


でもね、それでいいの

ぼくね、ずうっとずっと待ってるから

きみに「すきだよ」を伝えられる日まで


荻野上風です。詩を書いてみました。


それでいいの

Written by 荻野上風(Uhakaze Wogino)

・twitter https://twitter.com/Wogino_uhakaze


前作→【不完全肯定社会】

次作→【アイボリー/アイロニー】


#荻野上風 #それでいいの #Woginoha

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  高校生の恋愛とでも言うのでしょうか。「好きだよ」というたった四文字の音を、言えないもどかしさ。告白する勇気はないけれども、彼女への愛の強さを非常に感じます。  個人的には最後の「きみに「…
2023/04/03 23:11 林村 詩空
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ