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プロローグ

初投稿です。誤字や脱字が至る所にあると思いますが、文字力がないながらも書いておりますので暖かな目で読んで下さると嬉しいです。

「サフィール・ドルッチェ。貴様は今日限りこの国の追放を言い渡す。二度と我々にその姿を現すな」


 時は聖世紀500年。私、サフィール・ドルッチェは父親の命で世界の中でもTOP3に入る程の王国、《シャルロッテ》から追放された。そう───。


「お姉様……ストレスの発散場所であった私から離れ、さぞお辛いでしょう。ですが、私は許します。お姉様がしっかりと自分の過ちを反省し、償ってくれるのなら私はお姉様からされたこと、全て水に流します。」


 目の前で悲劇のヒロインを演じている大女優の実妹タナール・ドルッチェの所為で。嘘泣きをしてまで婚約者クリム・レオパールの気を引いている実妹の姿を見ると背筋が凍り付き、吐き気がする。


「あぁ……こんな姉を許そうとするなんて優しいのね、タナール。でもね……妹をストレスの発散場所とするなんて許せないわ。決して二度と顔を見せないで」


「そうだ、貴様は私たちの娘ではない。二度と関わるな!」


 そんな妹の嘘を完全に信じ込んでしまっている両親からは絶縁を言い渡され、クリムからは軽蔑した目線を浴びせられた。私は何も言わず、最低限の荷物だけを持って王国を出た。あの人たちは分かっていない。どれだけ私が身を削り、この王国を守って来たのか。まぁ、王国(ここ)の住人じゃなくなった以上気にかけることはないだろう。私は取り敢えず隣国、《スノーフレーク》に向かった。

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